大家族

最近、人気が出てきているのが「2.5世帯住宅」です。

昔からあった2世帯住宅に0.5が加わったもの。

2.5世帯住宅を上手に活用することにより、家族団欒の時間が増えると共に、

住宅ローンの負担が減る、女性の社会進出などにもいい影響がでると考えられています。

2.5世帯住宅って何?

まず、2.5世帯住宅住宅とはこんな感じの同居スタイルです。

 親世帯(おじいちゃん、おばあちゃん)
 子供世帯(父、母、子供) ← ここだけでは、核家族
 0.5世帯(父又は母の未婚の姉妹兄弟)

両親が高齢になって老後や認知症などの心配があるため、同居を始めた。と言う方はいるかも知れませんが、2.5世帯では、もっと積極的な同居といったイメージかも知れません。

未婚の兄弟がいる場合には、一緒に住みましょう!

というのが2.5世帯です。

ですから、2.5世帯は大家族になります。

例えば、子供が2人、兄弟は2人いたとすると、合計で8人になりますので、かなりの大家族になります。

2.5世帯住宅のメリット

メリット

では、2.5世帯住宅のメリットについてみていきます。

・住宅ローンの負担額が減る
・兄弟世代は、一人暮らしをするより住宅費が節約できる
・奥さんが仕事に復帰できる(女性の社会進出)
・両親の老後の面倒が見れる
・祖父、祖母に子供の面倒を見てもらえる
・病気やトラブルが発生したときにも家族で助け合える
・子供はお兄さんお姉さんと遊んでもらえる
・大家族で楽しい♪

他にもたくさんありますが、主だったところはこんな感じになります。

まず、一番大きいのが、住宅ローンの負担額が減るということでしょう。2.5世帯では、住宅ローンの支払いをするのは、大黒柱のお父さんだけでなく、兄弟世代の協力が得られます。

年功序列や終身雇用が崩壊し、リストラや転職などの不安がつきまとう中、アベノミクスや消費税増税前とは言っても、住宅ローンを組むのには勇気が入ります。

兄弟世代にしても、ひとり暮らしをして、賃貸住宅の家賃や光熱費などを支払うよりも、同居をするほうが安くなることが多いでしょう。

そして、次に大きいのが、お母さんが仕事に復帰できることです。

外にでて働きたいけど、子供が幼稚園や小学校などまだ小さく、手がかかる。そうかといって、保育施設に預けてしまうのはかわいそう。

と思っている方は多いでしょう。現実的には待機児童の数も多く、働きたくても働けない主婦はかなりの数に登るようです。

そんなときに、お爺ちゃん、お婆ちゃんといった身内の方が子供の面倒を見てくれるとなれば、安心してお願いできますよね。祖父、祖母の立場としても、孫と触れ合える時間が多くなって、喜ばれているようでうす。

そして、今は元気な両親でも、この先何があるか分からない。病気や怪我の心配もあるし、認知症患者が増えているというニュースを聞くと、さらに不安になる。といった方も多いでしょう。

ご両親がすぐそばにいれば、何かあったときも安心ですね。

また、お爺ちゃんお婆ちゃんに限らず、子供が風邪を引いて、学校を休まなくてはいけない。ひとり暮らしの兄弟世代が過労で寝込んでしまった。

こんな場合でも家族みんなで助け合えるのが、2.5世帯住宅のいいところですね。

最後に、大家族でいると楽しい♪ というのが大きいようです。引越しの挨拶ハガキをもらうときでも、大家族の写真が入っていると賑やかでいいですよね。

都心では核家族化が進み、ひとりで夕食をとる子供も増えているようですが、大人数での食事は、毎日が宴会のようでとても楽しいです。学校のこと、仕事のこと、家庭のこと、その日の出来事を身近な人と共有できる幸せは何者にも変えがたいでしょう。

そして、子供世代にとっては、お兄さんお姉さん(お父さんお母さんの兄弟)が一緒にいることにより、一緒に遊んだり、勉強を見てもらったり、時には一緒にお出かけをしたりと、普通の家族では味わえない特別な時間を過ごしているようです。

2.5世帯住宅のデメリット

デメリット

いいことづくめの2.5世帯ですが、残念ながらデメリットもあります。

・喧嘩をしたときに収集がつかなくなる
・住宅ローンの負担額でもめる可能性がある
・兄弟世代は、恋人や友人を呼びにくい
・遺産相続でもめる可能性がる

どんなに仲の良い家族でも、険悪なムードになることもあります。喧嘩の度合いにもよりますが、意見の食い違いによる兄弟げんか、親子喧嘩が発生したときに、逃げ場がなくなってしまい、収集がつかなくなる可能性も考えられます。

そして、兄弟世代についてですが、このまま一生独身でいくのでしょうか?

住宅ローンを負担するということは、数ヶ月や数年のスパンではなく、数十年というか一生という極めて長いレンジで考える必要があります。

兄弟世代が結婚して、一緒に同居できればいいですが、現実的には、家を出て行くことになるでしょう。その場合の住宅ローン負担額はどのようにするのか? など、色々な角度から見積もりをして、決められることは予め決めておくことが大切です。

また、兄弟世代は一人暮らしと比べて、プライベートな空間はほとんどないと考えたほうがよいでしょう。従いまして、ひとり暮らしのように、自由に友達や恋人を読んで、ドンちゃん騒ぎをしたり、お泊りをすることは難しくなると考えたほうがいいでしょう。

最後に、これが一番大きいことかも知れませんが、おじいちゃんおばあちゃん世代が亡くなったときの遺産相続について、予め決めておきましょう。

2.5世帯住宅の場合、土地は祖父、祖母が提供する場合が多いようです。土地の相続をどうするのか? 住宅に関しても誰が、どの割合で相続するのか? そのために住宅ローンはどのくらい負担するのか? 予め決めておきましょう。

世の中の経済状況は常に動いています。エリートサラリーマンで、高給取りのお父さんでも、いつリストラされるかわかりませんし、病気や怪我で働けなくなる可能性も否定できません。

どのような経済状況でももめないように、仲の良いときにルール作りをしておくことが、大家族で幸せに生活するポイントだと思われます。

あとは、強いて言えば引越しの時が大変になるということでしょうか。家族が増えれば、荷物も増えてきますし、2.5世帯の場合には、数箇所から荷物を運んでくる必要があります。

このような特殊な引越しでは、引越し料金を見積もりするのもかなりかかるでしょう。一括見積もりサイトを上手に活用して、安くて、様々なリクエストに対応してくれる引越し業者を選びましょう。

2.5世帯住宅が増えている背景

若者のライフスタイル

核家族化が進んでいる中で、なぜ2.5世帯住宅のような大家族化が進んでいるのか?

その原因のひとつとして、兄弟世代の影響があると考えられます。

30代後半や40代になっても結婚しないし、婚活もする様子もない。ある調査では、彼氏彼女などの恋人がいない世代も多くなっていて、欲しいとも思わない人も増えているようです。

このことは何とも残念なことではありますが、正社員になれず、派遣社員やアルバイトで長期間いる人が増えていることにも原因があるようです。

経済的に不安があると、デートも楽しめないし、結婚したいとも思えない。ということかも知れません。

こんな状況だから、ひとり暮らしをするよりも、家族と一緒に住んで、住居費を安く抑える必要がある、と考えているようです。

これから先、アベノミクス効果で景気が上昇して、日本全体の給料が上がっても、2.5世帯住宅のいいところだけは継続していけるといいですね。

2.5世帯住宅を成功させるコツ

成功させるポイントは?

2.5世帯住宅のメリット、デメリットなどを紹介させていただきました。

2.5世帯住宅について興味をもたれた方は、大和ハウス、へーベルハウスなどの大手の住宅展示場に足を運んでみましょう。

2.5世帯住宅を成功させるコツは、共有スペースと、プライベート性の確保だと思います。

リビングルームやダイニングルームなど皆が共有するスペースも大事ですが、それぞれの生活スタイルをエンジョイできるように、各部屋だけでなく、浴室、トイレ、洗面所を個別に設けたり、階やエリアを分けるなどの工夫も必要となるでしょう。

この辺りは予算とも相談しながら進めていくことになりますが、このような作業を楽しく進められる家族は2.5世帯住宅に向いていると考えられるでしょう。

2.5世帯住宅の検討を始めたけど、別居の方が自分たちにあっていることが分かったなんてケースもあるでしょう。

住む場所、環境は誰にとってもとても大切なものです。ある程度の妥協は必要ですが、無理せず、本音を言い合える関係がまずは重要になってくるでしょう。