畳について、どのくらいご存知ですか?

日本人ならいつも身近にある畳ですが、

畳の大きさはどこも同じじゃないんです!?

意外と知られていない畳の効果も解説していきます。

畳は、天然のエアコン+空気清浄機

畳の和室

最近の住宅事情では、和室といった畳の部屋よりも、フローリングのように洋室の内装が人気が集まっているようですが、

畳には驚くべき効果があるのを知っていましたか?

和室から洋室にリフォームしようと、検討中の方、見積もりを出された方、契約間近の方、畳の良さについて、もう一度見直してみましょう。

畳に使われているい草は、空気中の余計な水分を吸ってくれます。
そして、空気が乾燥すると、ためていた水分を放出して、湿度を保ってくれます。

さらに、空気の浄化効果もあり、空気をきれいにしてくれると同時に
い草の香りでリラックス効果も期待できますね。

昨今では、ホルムアルデヒドやダイオキシンと言った有毒ガスや有害物質も吸着してくれたり、サルモネラ菌(食中毒細菌)、腸管出血性大腸菌O157(食中毒細菌)、腸管出血性大腸菌O111(食中毒細菌)、ミクロコツカス菌(腐敗細菌)、黄色ブドウ球菌(食中毒細菌)、腸管出血性大腸菌O26(食中毒細菌)、パチルス菌(腐敗細菌)に対する抗菌作用をがあるとも言われています。

それから、足の匂いや水虫で悩んでいる方はフローリングよりも畳がいいかも知れません。
匂いの原因となるアンモニア吸着したり、水虫菌の繁殖を抑えるなどの点でも、畳が優れていると言えるでしょう。

これらの効果から、子供部屋も畳の部屋にしたほうが集中力が上がって、勉強がはかどるとも言われています。子供部屋を決めるときの参考にしても良いかも知れませんね。

畳の種類

和室

和室の広さは、六畳とか八畳とかタタミの枚数で表現されますが、
実は畳の大きさには種類があります。

■京間(きょうま)、本間(ほんま)、関西間(かんさいま)
 ⇒ 3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)
  主に近畿・中国・四国・九州と西日本の大部分で使用 
■中京間(ちゅうきょうま)、三六間(さぶろくま)
 ⇒ 3尺×6尺(910mm×1820mm)
  主に愛知・岐阜県の中京地方や福島・山形・岩手の東北地方
  の一部、および北陸地方の一部と沖縄、奄美大島で使用
■江戸間(えどま)、関東間(かんとうま)、
 田舎間(いなかま)、 五八間(ごはちま)
 ⇒ 2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm)
  関東、東北地方の一部、北海道と三重県伊勢地方
■団地間(だんちま)、公団サイズ(こうだん―)、
 五六間(ごろくま)
 ⇒2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm)
  公団住宅、アパート、マンション等、共同住宅や高層住宅

一番大きいのが主に関西地方で使用されている「京間」で、これは畳に合わせて家を設計したため、この大きさになっているそうです。

関東地方で多く使用されている「江戸間」は京間よりも小さく、江戸間の6畳は、京間では5.1畳にしかなりません。

江戸間のサイズは家の大きさに合わせて設計されているため、この大きさになったと言われています。

最近では、団地間と言って、マンション、アパート等で使用されているかなりコンパクトな畳があります。

団地、マンション、アパートなど限られたスペースで、部屋を多く作りたいなどの目的で作られているようですが、引越し先の広さを測るときは、畳の枚数ではなく、面積(平米数など)で確認しておくほうが無難です。

畳屋さんに表替えなど、畳のメンテナンスを依頼する際には、畳の大きさや種類を確認してから、見積もり依頼に出しましょう。

畳の歴史

古民家の畳

畳の歴史は古く、奈良時代までさかのぼります。

起源は、奈良時代に聖武天皇が使用された「御床」(寝台)にあると言われています。

御床(ごしょう)とは、二脚並べた木組みの台の上に薄畳を敷き、現在のベッドのように使われていたようです。

そして平安時代には、板の間の厚畳が敷かれ、天皇はその上で日常の執務を行われていて、畳の形も現在のようになったと言われています。

和室に当然のようにある畳、歴史の教科書を見ても、昔の家には畳が敷かれていましたが、以外に古い畳の歴史にびっくりですね。

畳のメンテナンス(表替え、裏返し)

畳の表替え

女房と畳は新しい方が良いという諺がありますが、畳は新しいときは、い草の香りがして良いのですが、直射日光や湿度等によって、劣化してきます。

畳は、いきなり新しいものに変えるのではなく、一番痛みやすい畳表だけを新しいものに変える「表替え」や、畳表の裏面を使用する「裏返し」があります。

部屋の使われ方や、子供がいるかどうかなどの環境によって異なりますが、目安として、
表替えから2~3年で裏返しをするのが良いとされています。

畳の表替えについては、畳業者のチラシで、安いものになると2300円~とかありますが、畳のい草は結構高価なものですので、あまり安い業者は注意したほうがいいかも知れません。

良さそうな業者がありましたら、まずは見積もりをもらってから、近所の方の評判なども確認しておきましょう。

畳の諺(ことわざ)

女房と畳は新しい方が良い

意味

奥さんも畳も新しい(若い)ものが良い。
封建時代の時代背景を受けて、男尊女卑のようなことわざであるため、現代の男女平等の世の中は使われなくなってきています。

類義

女房と菅笠は新しいほうが良い
女房と茄子は若いが良い

対義

女房と米の飯には飽かぬ
女房と鍋釜は古いほど良い
女房と味噌は古いほうが良い

英語

Everything new is fine.(新しいものはすべて美しい)

最近の畳事情

近代的な畳

最近は、畳の人気が上がっているようです。

外国からに日本に来た観光客の方を中心に日本文化への注目度は今も高いです。

畳の部屋で宴会をしたいために、屋形船に乗る人もいるとか

ちなみに屋形船は、外国人の方に人気で、使っている畳は、藁を使わない畳で、軽量(しかも水に浮く)、さらに衛生的だそうです。(畳は飲食店でも人気があるそうです)

一方で、海外に引越しをした人に人気なのが、フロア畳です。

通常の畳よりも小さく、薄いため、小さなマットのような感覚で、フローリングの上に敷けば、そこは畳の部屋に早代わり!

海外に引越しをするときは、味噌汁、梅干、醤油のほかに、フロア畳を忘れずに(笑)