すっかり寒くなりました。我が家の猫は未だにベランダでお腹を出して寝ていますが、それでも夜中は寒いのか私のベッドに潜り込んできます。
毎年のことですが、一体どんな場所が居心地がよいのか?毎日試行錯誤。でも、あんまり報われないことがほとんどです(笑)
ペットと一緒に引っ越しする場合も、引っ越して1年ほど経ってようやくその土地や住宅の気候にも慣れ、季節のサイクルが掴めてくるのではないかと思います。
例えば、九州から東北へ引っ越した場合には、ペットは生まれて初めての積雪を経験するかもしれませんし、反対に鳥や小動物は寒すぎて飼育ゲージに新たな保温設備が必要になるかもしれません。
反対に、冬でも温暖な場所だと、雪大好きな犬などは物足りないかも(かといって降らせるわけにも行きませんが…)
当然、すぐに順応してくれるかどうかペットの動物種や性格に拠るものが大きいと思いますが、飼い主としてはできるだけ早く、のんびり落ち着いて過ごせるようになってほしいものですよね。
私も、2匹目の猫を里親保護施設から引き取った時は、少しでも早く慣れてもらいたくて施設と同じごはんを用意したり、施設でお気に入りだったと聞いたブランケットのハンモックを作ったりと、いろいろがんばった覚えがあります。
その様子を1匹目が不思議そうな顔で見ていました(笑)
結局、家の猫の場合はエサやおもちゃ工夫よりも、「一匹になれる、誰にも邪魔されない場所」を作ってあげたことで、夜泣きも減り、落ち着いて生活できるようになりました。
そして今では、先住猫よりもわがままのお嬢様に…。
でも今から思えば、もう少し猫の生態などを勉強して、あまり構わずそっとしておいてあげたら、もう少し楽に新居に馴染めたかもしれない、と少しだけ反省しています。
1匹目のときは、本当に小さく栄養失調状態で、慣れるとか落ち着くという次元ではなく、まず体を暖めて、やわらかい缶詰フードを食べさせて!という状態だったので、すでに成猫になった2匹目に、少し甘えていたのかもしれません。
人間もペットも1年もその場所で暮らせば、否応なく慣れて「住めば都」になるものですが、事前の知識でもう少し快適に過ごさせてあげられるなら、そのほうがいいに決まってますよね。
私も、今の住居にあと何年暮らすかわかりませんし、次に引っ越したり、もしくは新たな猫を迎えたりするときには、前回の反省を生かして、積極的に飼育本や獣医さんへの相談をしてみようと思います。