子供にやらせたい習い事で、人気No1がピアノだそうです。時代によって、多少の上下はありますが、依然として、根強い人気を誇るおけいこ事がピアノです。
当然、家にもピアノがあります。たいていはアップライトピアノで、一部のお金持ちの家や、音大志望の子供がいる場合には、グランドピアノの場合もあります。
そんなピアノの引越し関してですが、新居の防音設備や音を出せる環境かどうかも大事ですが、部屋に入るかどうかも重要なポイントです。玄関や廊下、そして部屋のドアを通るのか?マンションなら、エントランスやエレベータに乗るのか?も確認する必要があります。
業者選びはどうする?
そんなピアノ運送需要に伴い、ピアノ専門の運送会社も多数あります。
でも最近は、引っ越し業者や、専門業者がピアノ運送をおこなっており、ピアノとともに引越す方にとっては、「どの業者のサービスがいいのか?」と悩みのタネになるに違いありません。
さらにピアノは、人間一人二人の力で移動させるのは不可能ですから、専門知識のある専門業者への依頼は必須事項です。
この場合も、やっぱり運送会社ごとの見積もりをとったほうがよいのですが、その際「大型家具」の一つとして一般の業者にピアノを運んでもらうのか(基本料金+オプション作業として)、「楽器」として専門業者にお願いするのかをまずは決定しなければいけません。
⇒引っ越し先でベッドが搬入できない!?とならないために、クレーン車搬入が必要な可能性があるベッドや住宅環境を確認しておきましょう!
後者では、家の引越し荷物とは別に、さらにピアノの運搬を依頼しないといけないのですから、出費もいっそう嵩むことになるのですが…。
(料金の相場や追加料金も良くわからないことが多いですね)
でも、グランドピアノやグラビノーバなど慎重に運ばなければならない大型楽器は、多少の出費は惜しまず、質のよい業者を選ぶことが重要だと思います。
まずは、一括見積もりサイトを利用する
上記で、ピアノ専門の引越し運搬業者の話が出ましたが、アート引越しセンター(ダック引越センター)、日通、クロネコヤマト引越しセンター、ファミリー引越センターなど大手の引越し業者の中には、オプション作業としてピアノの運搬も行ってくれる場合もあります。
また、自分の会社で運搬ができない場合であっても、楽器の運搬をしてくれる会社を紹介してくれる場合もあります。ですから、まずは、一括見積もりサイトで確認をしましょう。
ピアノ買い取りを検討する
ピアノはとてもデリケートな楽器で、今住んでいるマンションから、新しい住宅へ運べばOKというものではありません。
運搬した後の調律などの特殊作業や、場合によってはクリーニングも必要になります。破損した場合の補償内容についても確認しておく必要があります。
もし、現役でピアノを弾いているお子さんがいるなら話は別ですが、実はもう使っていない・・・なんて場合は、思い切ってピアノを売却してしまうのもいいでしょう。
念のため、一括査定をチェックして自分のピアノがいくらで売れるか確認しておくのがポイントです。
最近の電子ピアノは、とても性能が上がっています。鍵盤の重さや音の響きなども本物ピアノの音色に近くなっています。電子音なので、調律はもちろん不要!音大生や作曲家でもない限り、電子ピアノやエレクトーンで十分なケースも多いです。
自分のピアノはいくらで売却できるのか?
については、一括見積もりサイトがありますので、そちらで見積もりをとれば、少しでも高く売却できるでしょう。そのさい、製造番号や保証書なども用意しておくと、プラスアルファの査定になるかも知れません。
クレーンでピアノを搬入
朝から、「ごー!」と大きな音がするからと外を見てみてら、なんと、ピアノの吊り上げ作業をしているではありませんか。
4階建の新築マンションで、道路にクレーン付きのトラックを停車させて、そこからクレーンで搬入していました。ピアノはアップライトピアノで、あらかじめ布団のようなもの(梱包材)でぐるぐる巻きにされています。
作業員は2人。クレーンで釣り上げて、ベランダから搬入します。クレーンはリモコンで操作できるようで、二人で釣り上げて、作業員はそのまま部屋の中に移動します。ベランダからリモコンでクレーン車を操作しつつ、部屋の中に運びます。窓も外していました。時間にして15分から30分くらいでした。
マンションの場合、ファミリータイプの大規模なマンションでない限り、エレベーターでピアノを運ぶのは難しいでしょう。結果的に、2階、3階、4階、それ以上のマンションでは、クレーンで搬入する必要があり、その分の費用がかかります。
ピアノってああやって部屋の中に入れるんですね。我が家にもピアノはありますが、電子ピアノなので、分解可能です。ですから、玄関からも余裕で搬入できます。
でも、本物のピアノはそうもいかないですよね。グランドピアノならもちろんのこと、アップライトピアノでも、玄関や廊下を通れるの!?ってくらい普通のマンションは狭いですからね。
隣のマンションは賃貸なので、引越しが多いこの時期は、必ずと言っていいほど引越しのトラックがやってきます。
それにしても、ピアノの引越し作業って大変なんですね~初めて見ました。
特殊作業なので、引越し料金も普通よりもお高めになっていくんでしょうね。
設置の後に調律をして、正しい音程で、音色もきちんとでているか確認する必要もあるりますからね。
転勤族の方はもっと大変ですよね。ピアノの引越しに加えて、引越し先で新しい先生やピアノ教室も探さないといけないですからね。
ピアノの先生っていい人が多いみたいですが、相性とか、家から通える距離にあるかとか、色々な要素が必要になってきます。大人ならまだしも、子供は新しい環境になじむまでにストレスを結構感じる未来なので。
ピアノの引っ越しに関する思い出話し
お知り合いの方から、引っ越しの思い出深い話を聞いたので。
Aさんは実家から、マンションに一人暮らしのためのお引越しをしたそうです。
ピアノをお引越しするのは、とっても大変で、運ぶのに、4万円ぐらいかかったと。
引っ越しの後には調律をしないといけなくて、調律屋さんに頼んだところ、
何年か前に床上浸水の被害にあったことがあり、中は、ずたぼろ。
Aさんは小学校の時にそのピアノを、おねだりして買ってもらったものだけど、けっこうすぐにやめてしまい、今は弾くことも、ない。
調律の方とお話して、わかったこと。
当時、流行っていた安価なピアノではなく、小学校の時に買ってもらったそのピアノは、とっても高級品。いいピアノだった。
調律の方が、「ほらね、とってもいい音色でしょう」
とずたぼろながらに、いいピアノで曲を弾いてくれた。
その音色にとっても感動して、個人リサイタルみたいだった。
でも、弾かないピアノに修理代10万円かかるかも、どうしよう。
わたしは、その方のお話を聞いて、こんなご提案をしました。
その調律の方に毎年調律にきてもらって、毎年贅沢な個人演奏を聴くっていうのはどうですか??
Aさんも、それ、いいかも、と。
高い、安いに関係なく、贅沢な引っ越し費用もあるもんだなぁと思ったのでした。
思い出もちゃんと運ばなくては、ですね。
ピアノの引越し相場は当てにならない!?
引越し見積もりをする時に、費用を上げてしまう要因に、荷物が多い、特殊、運び難い、スケジュール過密などがありますが、
ピアノに関しては特殊な荷物であると考えて良いでしょう。
インターネットの掲示板などで、ピアノ引越しの料金相場について書かれていることがありますが、当てにならない場合が多いと思います。
というのも、ピアノの引越しに関する考え方が業者によってかなり変わって来るからです。
子供がピアノを習っていて、中古のアップライトピアノを引越し先に持っていきたい。外観にキズがつかなくて、新居でも問題なくピアノが弾ければいい
と言う人と、音大卒のミュージシャンで、グランドピアノを使って作曲活動を行っている。彼女のピアノはテクニックというより、ピアノから醸し出される雰囲気が売り物。となると、ピアノを運搬するとき、ただ単にピアノを運べば良いだけでなく、今ある住宅環境(簡易的なスタジオ)を引越し先に移設するといった感じになりますよね。
もちろん、運搬だけじゃなく、調律、そして、音階や音色までチェックして置かなければなりません。専門知識のある専門業者はもちろん、調律師の方は、音楽環境を設定できるプロデュサーのような方も必要になります。
ピアノを習い始めた小学生とアーティストでは比較の対象が全然違うとは思いますが、ピアノを引越しする時の価値観は人それぞれ違うものです。ですから、自分のニーズにあった運搬業者を選ぶことが大切です。
あとは、ピアノを運び出したり、運び入れたりする時の作業ですが、特にマンションの場合、玄関から運び出して、廊下、階段(又はエレベーター)でエントランス、外に駐車してあるトラックまで運び出せるのか? それともクレーンを使って吊り下げて、ベランダから運び出す必要があるのかは、個人の住宅環境によって全く変わってきます。
たかがピアノの引越しではありますが、住宅環境はこだわりによってはかなり大変であることは覚悟しておいたほうがいいでしょう
その荷物、引越しするとき玄関から出せる?購入する前によく考えよう
引越し荷物の中に、玄関からの搬入がどう考えても難しいものってありますよね。
ピアノ、分解が不可能な大型家具などなど、そういうものを家の中に運び込むには、ベランダ側の窓からクレーンで吊って運び入れるという方法をとるんだそうです。
これって、なかなかの大掛かりな作業になりますよね。
ここでのポイントは、大きさそのものの要素もありますが、運び込むものの重さ(重量)もかなり重要になってきます。
100キロを超える場合には、それなりにかかわる作業員の数も増えるために、金額がぐっと上がってくることがあるんだそうですよ。
もちろん、運び込む際にそのもの自体や建物に破損や傷などのトラブルがあったときのことを考えて、保障がつけられているみたいですね。
これって、たとえば高層階のマンションだったりした場合にはどうなってしまうんでしょうね?
クレーンで吊り上げるなんていうことが無理な場合には、もうその家には入らないものとして処分するしかないのでしょうか?
近頃は、外国製の家具や冷蔵庫などとにかく大型のものも増えていますので、こういったお悩みを抱えている人って意外と多いのかもしれませんね。
分解できないものや、大きすぎるものを購入するときには、後の引っ越しの可能性を考えてよく考慮されるとよいでしょう。
歯医者とピアノ教室はご近所の口コミ・評判が大事
引越しをすると、今まで通っていた歯医者さんを変更しなければいけないことがりありますが、同じようにしなくちゃいけないのが子供の習い事です。
特にピアノの場合は、引越し見積もりまでして、ピアノにお金をかけている分、引越し先でもピアノを続けてもらいたいものです。
ピアノに憧れがある親も多いものですが、それ以上に発表会での堂々とショパンとかバッハを弾いている姿を見ると感動しますよね。
ここで、ピアノ教室を探すとき、どうやって探しますか? ヤマハ音楽教室とか、カワイ音楽教室のような大手のピアノ教室に通う方法もありますが、人気のあるピアノの先生は大体独立して、個人でピアノ教室を開催されている場合が多いようです。
評判の良い先生の教室は、生徒さんも多く、大人気なので、学校での新しいクラスやご近所などで聞いてみるとよいでしょう。
親同士大人のネットワークを使うのもいいですが、子供自身にピアノ教室に通っている子を探して、「どこのピアノ教室に通っているの?」って聞いてもらうのが一番だと思います。
ピアノ教室も歯医者さんと同じで、ご近所や学校の口コミはかなり当てになると思います。ただ単にお金のためにとか、音大卒のキャリアを無駄にしないようにといった理由よりも
子供が好きで、自分も子供がいて、ピアノを教えるのが大好き! 子供の成長を見るのも大好き! といった先生を選ぶ方が内気な子供でもピアノが大好きになって、上達の速度も変わって来るでしょうからね。
小学生の習い事の中では、水泳、サッカー、英語、習字、公文など人気の習い事がたくさんありますが、ピアノだけは別格だと思います。
というのも、何十万円もかけて、アップライトピアノ(人によっては何百万円もかけてグランドピアノ)を購入したり、ピアノ置き場のために自宅を改造したり、引越しの時はクレーンでつるすなど、引越しが大掛かりになったりと、かなりの費用や手間がかかっています。
それだけに、親も引くに引けないというか、子供に期待することも大きくなってきていますからね。
引越しが大変だけど、グランドピアノがあるとお洒落!
インテリアを飾るときに、家具、壁紙、カーテンなどで個性を出すと思うのですが、圧倒的な存在感を醸し出してくれるのがピアノだと思います。
しかもグランドピアノ。
アップライトピアノだと、子供がピアノを習っていたりするとあるのですが、グランドピアノがあると、音大卒じゃないけど、結構本格的にピアノをやっているの?
と思わせるものがあります。
ピアノ専用の部屋があったり、花が飾ってあったり、ベートーベンやバッハのような音楽家の絵があったり、ピアノコンサートの時の写真があったりすると、さらにすごいですね。
本物のグランドピアノはさすがに敷居が高いですが、グランドピアノをデザインした棚、壁紙、絵や写真などを使うことによって、雰囲気も変ってきます。
♪(音符)のマークがたくさんあると何だか楽しそうに見えるし、グランドピアノの黒を基調にした落ち着いた部屋にすることも出来ます。
ピアノが好きな方は、電子ピアノではなく、本物のピアノの方がいいですよね。部屋の中のでの補強や防音設備、さらにはピアノの引越し(梱包、運搬から調律まで)見積もりなんかも大変だと思うのですが、可愛いピアノのためなら仕方ないことですよね。
ちなみに、我が家にはローランドの電子ピアノがありますが、もし大きな一軒家に引越しできたら、ヤマハではなくスタインウェイ・アンド・サンズのピアノがあるといいなあ、と思います。