天候大荒れだけど、本当に引越しするの?
天気予報を見ると、今年最大級の台風が上陸する恐れがあります・・・
学校も休校になりそうだし、交通機関への影響もでそう。
こんなとき、引越しのキャンセル、もしくは延期はできるのでしょうか?
残念ながら、天候を理由にキャンセルや延期はできません。
(大型台風や大地震など天災が発生した場合はこの限りではありません。引越し業者に確認しましょう。)
キャンセルや延期をする場合にはキャンセル料が発生し、これは標準引越運送約款に定められています。
2日前 引越し料金の20%以内
前日 引越し料金の30%以内
当日 引越し料金の50%以内
数日前から天気予報を確認して、大型台風が近づいているなど大荒れの場合には、3日前までにキャンセルか延期をするのがいいかもしれませんね。
だだし、3月や9月など引越し繁忙期の場合、最悪、次の予約が取れない可能性もあることを考慮しておきましょう。
また、交通機関に影響が出るほどの自然災害の場合、まずは引越し業者に相談してみるのがいいでしょう。キャンセル規定では上記のようになっていますが、ひょっとしたら何か対応をしてくれるかも知れませんので。
雨の日引越しで気を付けること
天気予防では晴れだったのに運悪く雨になってしまった。そんな場合もあるかも知れません。
万が一の雨に備えて、雨天時の引越しの注意点を確認しておきましょう。
荷物が濡れる!
前居・新居の建築スタイルや、引越し業者のサービスにもよりますが、多少の水濡れは覚悟しておきましょう。
電化製品や紙製品など水や湿気が厳禁な荷物は、あらかじめ大き目のビニール袋に包むなど、水濡れ対策をしておきます。
そして、部屋に搬入した際には、できるだけ早めに拭き取れる様、雑巾やタオルも用意しておきましょう。
特に木製家具はしっかりと水気を拭き取り、布製品はクリーニングに出す方が無難です。カビの原因とならないよう、念入りな対策をしておきます。
部屋が濡れる!
カバーをかけていれば、荷物が濡れることはある程度は防げますが、カバーをかけたまま搬入すれば部屋の中も濡れます。
家に入る直前で濡れたカバーを外せればいいのですが、現実的には難しいでしょう。
また、引越し業者のスタッフの方は、傘を差しながら作業をするわけにはいきません。
せっかくピカピカの新居が雨や泥で汚れてしまうのは、なんとも言えずショックです。
対策としては、部屋にあらかじめ不要なバスタオルや、ブルーシートを敷いておくことが有効です。
(前宅で不要になったカーテンが便利とのクチコミもありました)
引越しは基本的に雨天決行です
引っ越し予定日を決めるとき、天気は非常に重要です。
好き好んで台風や大雪の日に引っ越しをする人はいないと思いますが、かなり以前から引っ越し日を決めていた場合、運悪く引っ越し日の天気が崩れてしまう場合もあります。
しかし、
基本的に、お天気の良し悪しにかかわらず引っ越しは敢行されます。
もし天気を理由に引っ越しをキャンセルしたり延期したりする場合にはその分のキャンセル料金が発生します。
ですから、引越し当日、運悪く雨が降ってしまった場合には、運搬時・搬入時の雨対策をしっかりしないといけません。
ほとんどの引っ越し業者は引っ越しの荷物が濡れない
よう、家具・家電に防水カバーをかけてくれたり、ビニールカバーをくれたりとった「雨の日対応」が整っています。
雨の日に引っ越ししたことのない業者なんていませんからね。
では、実際に引越す私たちのほうではどんな準備をすればよいのでしょうか。
多くの場合、引越し当日の天気がわかる頃には、引っ越しの準備は終わっているハズです。
ですから、荷物の管理は業者にまかせて、とにかく業者の動きをチェックすること。
晴れている日は玄関先に積んで置いてもよい段ボールでも、雨の日はそうはいきません。
率先して新居に入って、「それはコッチの部屋!アレは洋室、コレは和室!」と指示を出しましょう。
依頼者の指示がなければ、必然的に荷物は玄関先に置かれっぱなしになってしまいます。
さらに、運んでもらった荷物のうち、布製品や書籍など水に弱いものはすぐに開封して、避難させておきましょう。
ビニールで保護されていても、すき間から水滴がしみ込んでしまうこともよくありますので…。
ほかにも、気をつけることはたくさんあるのですが、雨の日の引っ越しは、いつも以上に依頼者が引っ越しの指揮をとっていくことが大事だといえそうです。
また、ベッドやクローゼットなどの大型家具は、養生はしていますが、どうしても濡れてしまいます。ですから配置する前に、雑巾やタオルなので、水気をふき取っておきましょう。
⇒ベッドの引越し見積もり料金を安くするには?
⇒自分で車で、ベッドを引越しするポイント
⇒クローゼットの引越しは、ハンガーボックスと・・・
ダンボールの中身を出して、すぐに乾燥させる
雨天時の対策は、梅雨時期には特に注意しましょう。
引越しって、どうなんでしょう?
⇒6月(梅雨時)の引越しは、見積もり料金が安くなります♪
しかし、いくら雨対策をしていても、段ボール一つ一つにカバーをかけたり、防水スプレーをかけるのは非現実的です。
そして、段ボールは水分を吸収しやすい。
ですから、新居に搬入したら、できるだけ早くダンボールから出して、乾燥させましょう
多少の湿気ならダンボールが吸い取ってくれますが、あまりにダンボールが濡れていたり、長時間放置したりすると、段ボールの水分が衣類や雑貨など中身にうつってしまう可能性があります。最悪、カビや匂いの原因にもなりかねません。
雨の引越しでは、晴れの日の引越しよりもひと手間かかることを覚悟しておいた方が無難ですね。
扇風機の有効活用
晴天時の引越しなら、窓を開けて空気を入れ替えながら作業を行うことによって、塵や埃対策にもなります。
しかし、雨の場合は、そうはいかない場合もあります。
エアコンのドライ(夏場)や暖房(冬)をを使う方法もありますが、引越し直後でまだ使えない可能性もあります。
こんな時には、扇風機を使います。
1)扇風機部屋を確保する
2)雨が激しくなければ、窓を少しあけて空気をめぐらせる
3)雨に濡れた荷物を入れる
洋服など、可能なものはハンガーなどに干す
4)部屋全体に向けて扇風機を回す
また、浴室乾燥機が備え付けている場合には、そちらを活用する方法もあり。
浴室乾燥機がなければ、換気扇全開にする。
もしあれば、ファブリーズやリセッシュなどの除菌スプレーも併用するとよいでしょう。
【おまけ】引越し作業を丁寧にしてもらう「呪文」
初夏の季節は、花粉もなく、暑くも寒くもない、一年で一番過ごしやすい季節です。
唯一困ることといえば、にわか雨。
しかもたいてい週末…。
6月になれば雨も多くなり、さらに引越しの日取りがむずかしくなってしまいます。
雨が予測されるシーズンの引越しは、天気予報がわかった時点でできれば延期したい。
しかし引越し会社にとっては、引越しキャンセルは一番の痛手なので、多くの場合、2~3日前になればキャンセル不可、というところは少なくありません。
普通は、事前の契約書にそう書いてあるので致し方ない部分もありますが、でもせっかく買った新しい家具・家電や荷物が濡れるのは避けたい!
そういうときは、ダメもとで、「(荷物や部屋を)絶対に濡らさないでください、濡れてダメになったら弁償してください!」とエラい人に言ってみましょう。
引越し会社にとって、高価な家具や新居の弁償は最も恐ろしいものです。
キャンセルと延期までは無理かもしれませんが、雨ようの耐水資材をサービスしてくれたり、普段より丁寧に作業してくれる可能性が上がるかも知れません。
度を超すとただのクレーマーになってしまうので注意が必要ですが、引っ越すほうにとっては一大イベントなので、できるだけオトクに引越しできる裏技は知っておくに越したことはありません。