IKEAやニトリのベッドは、断られますか?
引っ越し見積もり「IKEAの家具はありますか?」と毎回毎回聞かれる。IKEA問題ありますか? と聞くと、ある業者は「バラしたくないのでそのまま運びますけど、壊れるかもしれません」と。妻が「ニトリは?」と聞くと「ニトリは問題ないです。引越し業者はみんなニトリが大好き」とのこと。そうなんだ。
— 伊藤ガビン (@gabin) January 19, 2021
IKEAは断られることが多いようです。
⇒理由は?
ニトリは大丈夫なケースもあるようですが、昔買った低価格帯の組み立て式ベッドなどでは、念のため、引越し業者に確認しましょう!
北欧風のお洒落なデザインが人気のIKEAですが、引越しのときは注意が必要です。
組み立て式家具の引越し時のノウハウについて紹介します。
ニトリやイケアのベッドは運搬できません!
・イケアやニトリのベッドは、運搬できません。
・保障対象外です。
・ご自分で、解体と組立てを行ってください。
・追加料金が発生しますが、必ず元通りに戻るとは限りません!?
地元の引越し業者に相談したら、こんな風に言われて困っている・・・
まだ決まっていない方はもちろん、交渉がまとまっていない方は、一括見積もりで探しておくことをオススメします。
「イケア/ニトリの組立て式ベッドを運んでくれる引越し業者希望」と明記して、見積もり依頼を出しましょう。分解や組み立てまで対応してくれる業者を見つけやすくなります。
(一括見積もりには数百社の引越し業者が登録してあり、ニーズにあった業者が見つけやすくなっています)
なぜ断られる?理由は?
では、なぜニトリやIKEAの組立て式家具が断られるのでしょうか?
ここでは、引越し作業の流れから状況を確認していきます。
引っ越し会社の営業マンが訪問見積もりにやってきて、荷物チェックしていきます。
その際、大型家具の考え方は、以下のようになります。
<ベッドなど大型家具の扱い>
■分解できるものは、基本的に分解する
■分解してドアや廊下を通れるようにする
■分解して運搬中に破損を防ぐ
引っ越しの際は、全ての荷物をトラックの「限られた」荷台に積みこむ必要があります。
このとき、大型家具はできるだけ小さくして荷台のスペースを節約します。
そもそも、分解しないと部屋ドアを通れないこともありますし、玄関やマンションのエレベータ、階段等を通過できない場合もあります。
運よくトラックに積み込むことができても、車の振動によって破損したり、軋みがでてしまう可能性もあります。
低価格帯の家具では木ネジや接着剤を使った組立て式が多いです。素人が組み立てた状態では、通常の使用は問題なくても、引越しの際に破損してしまう恐れがあります。
このような理由で、引越し業者は組み立て式のベッドや家具を断っています。
でも、全てではありません。請け負ってくれる業者もあります。
分解が難しい場合、もしくは分解するのに多くの作業が発生する(=余分な費用がかかる)場合で、分解しないと室内のドアや廊下を通せないときは、ベランダからの搬出・搬入(吊り下げやクレーンなど)を検討します。
どちらを選ぶかは引越し業者の得意不得意や、発生する費用などから決定されます。
このような状況説明を親切にしてくれて、納得できる業者を探すのがおすすめです。以下の一括見積もりサイトを利用して、安心して対応できる業者を探してみましょう。
保障対象外に!?
※写真はイメージです
ニトリやIEKA(イケア)では、お手頃価格でお洒落な家具が手に入るのですが、一度組み立てたらそのまま使用することを前提としている(解体を想定していない)ため、分解や再組立てには向いていません。
木ネジを使用してベッドのフレームなどを組み立てていて、一度目は上手に組み立てられるのですが、分解をしたり、運搬をしたりすると、その部分が緩んでしまうことがあります。
ですので、引越し業者によってはニトリやIKEAの家具は保障対象外になるケースがあります。このような場合であっても引越し料金を抑える優先順位が高い場合は、壊れてもいいから運んでもらうように交渉するか、自分で分解や組み立てを行う方法などが考えられます。
⇒引越し業者の「訪問見積もり」~必ずおさえるポイントはこれ!
ちなみに、イケアのベッドや家具には、以下のような種類があります。
BRIMNES・MALM・HEMNES・BRUSALI・BESTÅ・BENNO・STORNÄS・LEKSVIK・GALANT・MICKE・PAX・
チェスト・棚・本棚・キャビネット・デスク・ベッド・ロフトベッド・ワードローブ・テーブル・チェア・
椅子・テレビ台・シェルフ・デイベッド・コーナーデスク・コーナーワークステーション
では、どうするのがいいのか?
結論から言うと、納得できる引越し作業を請け負ってくれる業者を探すしかありません。
それは、引っ越し元での解体、運搬、そして引越し先での組み立て作業、これを納得いく料金でやってくれる引越し業者を探すことです。
でも、もしこの作業のために引越し費用が必要以上に高くなってしまっては、意味がありません。
では、どうするのか?こんな時にこそ、引越し一括見積もりサイトです!
一回の操作で、複数の引越し業者に見積もり依頼が出せます。スマホからカンタン操作(最短で1分)で、しかも無料。詳しくは、以下をご覧ください。
解体のコツ
最後の手段として、自己責任で解体と組立てを行う方法があります。
ベッドの分解・解体方法は、個々ベッドで異なってきますが、
まずは以下のポイントを押さえておきましょう。
1)スマホ等で完成状態の写真を撮影する
2)ネジなど細かい部品を入れるケースや袋を用意する
3)工具を用意する
4)大きな部品から分解していく
5)無理に分解しない
新品で購入した時のトリセツがあれば、大切にとっておきます。組立て時に便利です。ない場合には、写真を多めに撮っておきましょう。
完成品がどんな状態か、上下左右斜めなど、様々な角度で撮影して、どの部品とどの部品がどんな状態に結合されているのか、写真でメモをとる感覚です。デジタルカメラでも、スマホでもOKですが、組立て時に困らないように細部まで撮影しておくことがポイントです。
そして、ネジなど細かい部品もなくさないように、袋や小さい箱に入れておきます。
可能なら、部位ごとに袋を分けておくと良いでしょう。工具も必要です。ドライバーや六角レンチがメインになります。ホームセンターや100円ショップでも購入できますが、ケチらずに使いやすいものを選びましょう。
これが一番大切なのですが、無理に分解しないことです。
分解が前提のベッドなら大丈夫ですが、組み立て式ベッドは違います!素人が分解するのには限界もあります。ですから、無理に分解しないほうがいいです。まったく分解しないよりも、少しでも分解して、トラックに搬入する!という考え方でいきましょう。
組み立てのコツ
引っ越し先についたら、できるだけ早くに組み立てます。
設置場所の問題ありますし、ベッドがないと就寝できないですからね。
組み立てのコツは以下のとおりです。
■道具をそろえる
■説明書をきちんと読む
■場所を確保する
■ネジは少しずつ締めていく
プロは道具に拘るという人もいますが、付属の道具よりも、イイ道具をそろえる方が作業がやりやすくなります。
ドライバー、六角レンチ、スパナ、ペンチ、ラジオペンチ、プライアー、ハンマー、モンキースパナー、電動ドライバーなど揃えておけば、次回引っ越しはもちろん、別の組立て式家具購入時にも活用できます。
説明書がない場合には、解体時に撮影した写真を見ながら組み立てていきます。
<新居での組立てステップ>
1)材料や部品を綺麗に掃除し、全てそろっているか確認する
2)上記に破損がないか確認する
3)必要な道具がそろっているか確認する
4)引越し前に撮影した写真を参考に組み立てる
5)ネジは仮止めして、最後に対角に本締めする
■ネジがバカになっていたら・・・
自分で分解した場合、当然ですが新居での組立ても自分でやらなければなりません。
引っ越し前に撮影した写真を参考にしつつ、丁寧に組み立てていきましょう。
解体よりも、組み立ての方がタイヘンです!
と言うのも、きちんと組み立てをしないと、ガタついたり、変形してマットレスが入らなくなってしまいます。寝心地が悪くなって、寝不足の原因にも成りえるので、ここはしっかりとやっておきましょう。(←睡眠環境は大切です。)
まずは、部品を並べて、大きなパーツから組み立てていきます。最初は仮止めをして、全体のバランスをとってから、最後に対角方向に本締めを行います。力加減が大切です。思いっきり締めてはいけません。
組み立ての際、ネジ穴がばかになっていたら、爪楊枝や割りばしなどを細かく切ってネジ穴に挿入します。その上で木ネジを締めると、無事に組み立てができます。コツとしては、爪楊枝や割りばしを大きく切りすぎないことと、ネジ穴の奥までしっかりと入れることです。
と、こんな感じですが、これは最後の手段です。
通常は、引越し業者の方が分解と組立てを行ってくれます。
ポイントは、複数業者に見積もり依頼をして、分解や組み立て作業を予算内で行ってくれるところを見つけることです。
一番のオススメは、一括見積もりサイト。一回の操作で複数業者に見積もり依頼が出せます。
スマホから1分で調べられる(しかも無料)なので、まずはこちらで分解・組立て作業を安く請け負ってくれる業者を探しましょう。
組み立て式ベッドのメリット
■安い
■持ち帰り可の場合も
■通販で購入可も多い
引っ越しをしたり、新生活を始めたりする時には、色々とお金がかかります。そんなときに、お手頃価格で、ベッドやカラーボックスといった家具を購入できる「組立て式」は強い味方です。
自家用車でホームセンターに買い物に行くと、即日、そのまま持って帰れるメリットもありますし、通販で激安で購入できる場合もあります。
組み立て式ベッドのデメリット
■自分で組み立てる必要がある(手間がかかる)
■場合によっては、工具が必要
■やっぱり、プロのように上手には組み立てられない
学生時代から図工や美術が得意、もしくは日曜大工が趣味の方なら別ですが、組み立てに苦手意識を持つ人も多いでしょう。そんな方にとっては、自分で組み立てをする手間は、かなり大変なものですね。
六角レンチやドライバーなどの工具が一緒に入っている場合もありますが、自分で工具をそろえる必要があったり、トリセツとにらめっこしながら、どんなに丁寧に製作をしても隙間やガタツキがでてしまうこともあります。やっぱり、プロのように上手に組み立てられない・・・と落ち込むケースも多いでしょう。
番外編
思い切って手放す
思い切って今のベッドを手放して、引越し先で新しいベッドを購入する方法もありです。費用は発生しますが、新居にあったデザインや用途のベッドを新たに選べるメリットも大きいです。
今使っているベッドは、リサイクルショップに売却するか、地方自治体の粗大ゴミとして出します。日程的にきつい場合には、引越し業者のオプションとして不用品処分がある場合があるので、そこに依頼するのもいいでしょう。
⇒引越しの際の不用品処分は無料なの!?相場は?
引越しを前提としたベッドに買い替える
思い切って、引越しを前提としたベッドを選ぶ方法もあります。
転勤や単身赴任の可能性がある方、こちらもご検討ください。
⇒単身赴任・転勤族向け引っ越ししやすいベッドとは?
ベッドのほかには
ベッドの他に分解が必要な家具としては、テレビ台、カラーボックス、2段ベッド、ロフトベッドなどがあります。食器棚、クローゼット、箪笥、衣装ケースなどは解体できないケースが多いので、そのまま運んでもらうケースが多いです。
特殊なベッドの場合
跳ね上げ式ベッド、ガス圧式ベッド、ウォーターベッドなど特殊なベッドの場合には、引越し業者に相談して、分解や組立ても依頼する方が安心でしょう。