3月の引越しは「高い」と言われがちですが、実際には、「予約が取れない」「希望条件が通りにくい」と感じる人が増える月でもあります。
電話をして断られたり、見積もりが想像より高かったりすると、つい自分の判断が遅かったのかな…と思ってしまいがちです。
けれど、3月はそう感じやすい構造があります。この記事では、3月に何が起きているのかと、条件によって差が出るポイントを落ち着いて整理します。
なぜ3月は「予約が取れない」と感じやすいのか
3月は、進学・就職・転勤などの区切りが重なり、引越しの希望日が似通いやすい時期です。
この時期に「予約が取れない」と感じやすいのは、誰かが悪いというより、需要が特定日に集中しやすいという事情が大きいです。
- 月末・土日・午前開始に希望が集まりやすい
- 引越し会社のトラックや人員には限りがある(急に無限には増やせない)
- 「条件の良い枠」から埋まり、残り枠は条件が合いにくくなる
ここで大事なのは、「全部が埋まる」という話ではなく、希望条件が多いほど合う枠が少なくなる、という点です。
3月の空き状況は、上旬・中旬・下旬でどう変わる?

3月をひとまとめにせず、ざっくり3つに分けると見通しがよくなります。
| 時期 | 状況の傾向 | 起きやすいこと |
|---|---|---|
| 上旬 | まだ選択肢が残りやすい | 条件を調整しながら決めやすい |
| 中旬 | 境目になりやすい | 人気の日時は埋まり、条件次第で差が出る |
| 下旬 | 日時指定が難しくなることがある | 空きがあっても「希望と一致しない」ケースが増える |
※金額や「いつから絶対に無理」といった断定は、地域・距離・荷物量で変わるため、この記事ではしません。
見積もりが「高すぎる」と感じやすい理由
3月の見積もりで「高すぎる」と感じる場面は、条件の余裕が少ないときに起きやすいです。
たとえば、日程が固定・時間指定あり・荷物多め・距離もそこそこ…と条件が重なるほど、対応できる枠が限られます。
結果として、
- 対応できる会社が少なくなる
- 条件を満たすための人員や車両が必要になる
- 「その条件で引き受けられる枠」が限られる
こうした要素が重なると、見積もりは上がりやすくなります。
ここは誤解されがちですが、比較すること=値切ることではありません。
同じ条件でも会社によって得意・不得意があり、結果として金額や対応可否が変わることがあります。
3月でも、まだ調整しやすい条件はある
「3月だから全部高い/全部無理」という形にはなりません。
条件によっては、話が進みやすくなることもあります。
- 平日(土日より選択肢が残りやすいことがある)
- 時間フリー(開始時間を任せられる)
- 単身・近距離(必要車両や人員が小さくなりやすい)
- 日程に1〜2日の余白(候補が増える)
「安くするコツ」というより、合う枠を見つけやすくする条件として捉えると落ち着いて考えられます。
3月中旬は「境目」になりやすい
3月中旬は、上旬ほど余裕はない一方で、下旬ほど条件が詰まりきっていないこともあります。
このあたりで迷っている方は、「2月の状況」と比べると、違いが整理しやすいかもしれません。
関連情報(必要な方へ)
・2月下旬の引越しは高い?条件によって差が出る理由を落ち着いて考える
・繁忙期の引越し:混み合う理由と、条件の整え方
単身パックが取りづらくなる理由(該当する人だけ)
単身パックは便利ですが、繁忙期は枠が先に埋まりやすいことがあります。
理由はシンプルで、運べる便数(枠)がもともと限られているためです。
- 単身パックの枠は「大量に増やす」ことが難しい
- 長距離便や特定方面に希望が集中しやすい
- 日程固定・時間固定だと合う枠がさらに減る
この場合は、通常便・混載・自力搬入(小物だけ)など、代替案を視野に入れると、判断がしやすくなります。
3月に動くなら、まず整理しておきたいこと

3月は「情報量」より、条件の整理が効きやすい月です。
見積もりを取る前に、次の4つだけ決めておくと落ち着いて比較しやすくなります。
- 日程はどこまで動かせるか(候補日を2〜3個)
- 時間指定は必要か(午前/午後/フリー)
- 価格と確保、どちらを優先したいか
- 荷物量の見立て(大型家具・家電の有無だけでも)
この整理ができると、比較は「交渉」ではなく、対応可能な選択肢を見つける作業になります。
編集後記
私の場合は、引越し先や時期が完全に決まってからじゃないと問い合わせできないと思い込み、先延ばしにしてしまったことがあります。
でも3月は、予定が少し流動的でも「この日あたりで確定しそうです」と前提を伝えて、先に相談しておいた方が結果的に落ち着けたかもしれない、と後から感じました。
また、大型家具・家電だけ業者に頼んで、残りは自分で運べばいいかなと思っていたのですが、実際には荷物が想像より多く、もう少し早くから整理しておけばよかった…という反省も残りました。
この記事が、あなたの判断を急がせるものではなく、いったん状況を整える材料になればうれしいです。





