ペットと一緒に移動する機会は、何も引っ越しのときばかりとは限りません。
旅行や帰省、あるいは獣医さんに行くときなど、考えてみるとペットを連れて移動する機会が意外と多いことに気づかれるのではないでしょうか。
私が一番記憶に残っているのは、ある夏の日に祖父が急逝してしまったとき。
田舎ですし、葬儀が終わるまで何日くらい祖父家に滞在するかわからなかったので、自分の荷物は着の身着のままでも、猫をキャリーケースに入れ、おやつと水を持って新幹線に飛び乗りました。
キャリーケースにはもちろんペットシーツと汚れてもよいタオルを敷きましたが、普段の猫用トイレが猫砂のみ場合は、ペットシーツを買い置きしていない方もいるかもしれません。
万が一、ペットが公共交通機関で粗相をしてしまったら悲惨なので、急なお出かけが決まったときにはコンビににでも貝に走りましょう。
ペットシーツがあるのとないのとでは、ペットにとってもキャリーケース内の居心地の良さも変わってきますから。
新幹線と在来線を合わせて、約4時間。
夏だったので、車内以外は暑かったのですが、水をやっても飲まないし、普段なら秒速で完食するようなおやつにも一切口をつけませんでした。
脱走防止のため、胴輪(普段、首輪はしていないので)とリードをつけ、リードはキャリーケースの隙間を通して私の手首に。
万が一キャリーケースが開いてしまっても走って逃げてしまうのを防ぐことができます。
咄嗟に何かが起こると、人間ではとても猫の素早さについていくことはできません。
さて、新幹線の中ですが、やはり不安なのかずっと鳴いていました。
赤ちゃんの泣き声ほどではありませんが、飼い主としては周囲に迷惑がかかっていないか不安です。
クレームを言われたりすることはありませんでしたが、できれば布などでキャリーケースを覆い、もう少し安心できる環境を整えてあげればよかったと反省。
なお、後から知りましたが、猫が不安で鳴いているとき、飼い主がその鳴き声に答えてしまうと余計に鳴くので、あんまり反応しないほうがよいようです。
そのときは「みゃぅぅ…」と鳴かれたら「はいはい、大丈夫だよ〜」と答え続けており、おかげでず〜っと鳴き続けていたのかもしれません。
その後、電車を降りて家族の車に乗ったのですが、車の振動にもおびえる猫。
公共施設ではなくなったので、キャリーの扉を少しあけて撫でていたらだいぶ落ち着いたようでした。
以上、私が猫連れで新幹線移動をした際のこと簡単に紹介しましたが、正直、えさや水など、心配した部分は杞憂に終わり、想定していなかった「鳴き声」に悩まされた記憶があります。
みなさんも、急な移動に備えて最低限の準備はしておくことをおすすめします。