日本、特に都市部の賃貸物件で「ペットOK」の物件を探すのは非常に難しい状況です。
私も、実はまだ経験がなく(事後承諾だったので…)、物件探しがめんどくさくてなかなか引っ越しに踏み切れない状況です。
しかし、ペット可物件がまったくないのかというと、もちろん探せばあります。
実際ペットを飼っている世帯はどんどん増えていて、需要は多いのですから。
逆に言えばペット可物件は需要が多い割に供給が少ないというのがポイントで、人気のない物件でも「ペット飼育OK」という付加価値をつけることで、住居者を見つけやすくしている部分もあります。
では、自分に合ったペット可の賃貸物件はどのようにして探せばいいのでしょうか。
ペット可の賃貸物件の探し方
まず大切なことは、「ペットを飼える」以外の条件を少し緩めに設定して物件を探すことです。
○○沿線に住みたいとか、家賃は安い方がいいなど、いろいろな希望があるとは思いますが、すべてが思い通りの理想の物件はなかなか見つかりません。
ですから、まずは「ペット飼育可能な物件ならどこでもOK!」というスタンスで臨むべきです。
そうすると、上記で書いたように、駅から遠い、周囲にスーパーや商店街がない、といった「ちょっとイマイチだけどペット飼育OK」の物件にチラホラめぐり合うはずです。
あとは、自分がどこまで妥協できるかを考えて、どうしても妥協できない物件を消去法で消していく、というのが一番手っとり早い方法。
また、もともとペット飼育不可の物件であっても、空き期間が長かったり、築年数が古ければ、条件付きでペット飼育が可能になる場合もあります。
とにかく、大家さんや不動産屋さんが、譲歩してでも入居者を入れたい!と思うような物件が狙い目なのです。
もちろん自分も住むのですから、最低限のライフラインやセキュリティは備えてあったほうがよいですが…。
また、もしも経済的に余裕があるのではあれば、ペット飼育を前提に建築されたマンションを探すというのも一つの方法です。
ただし、賃貸アパートやペット飼育不可の物件にくらべれば当然家賃は高めです。
しかし、鳴き声や臭いによるご近所トラブルなどが起こりにくく、ペットにも暮らしやすい環境なのは間違いありません。
さて、上記のいずれの方法をとるにしても、いざペットを飼った後の状況も考えなければいけません。
犬なら、散歩に適した公園が近くにあるか?
猫であれば、ベランダの脱走対策はできそうか?
などなど、自分の飼っている(もしくは飼いたい)ペットのことをしっかり考えて物件を探すことが大切です。