引越しの際、つい忘れてしまいそうになるのが照明器具です。
リビングルームや寝室等の照明(蛍光灯やリーリングライトなど)は、取り外しておきますか?
取り外すとしたら、いつ外して、引越し先ではどうやって取り付けますか?
それとも、そのまま置いていきますか?
引越しの際は現状回復が基本ですが、置いて行っても大丈夫ですか?
取り外しと取り付け
引越し準備(取り外しや取り付け)が必要な照明器具は
・部屋等の天井にある照明
(LEDシーリングライト、シャンデリア、ペンダントライト、蛍光灯、裸電球)
・リビングルーム等のフロアスタンド、ダウンライト、間接照明
・廊下などにある足元灯、スポットライト
・外にあるガーデンライト
など、引越しをしてから自分で設置した照明器具です。
シャンデリアやシーリングファンなど大掛かりなものになると、忘れずに梱包をするのですが、足元灯やスポットライト、そして庭等に設置してあるガーデンライトなどは忘れやすいので注意しましょう。
ただし、部屋の灯かりは引越し当日まで使います。2、3日前までに掃除を済ませておいて、当日は引越し業者の方に取り外しと梱包をお願いするのがいいでしょう。
(この辺りの作業が引っ越し料金に含まれるかも確認しておきましょう)
そのまま置いていくもの
反対に取り外し不要なのが、
・バス、トイレ、キッチン、洗面所等に
備え付けの蛍光灯や電球など
・玄関の内側外側や、廊下に備え付けの照明
・ウォークインクローゼットや倉庫などの照明
・駐車場や庭を照らす照明
です。
もともと家や部屋に備え付けてあった蛍光灯や電球(最近はLED電球が多くなっています)は、外す必要はありません。軽く掃除をして、そもまま置いていきましょう。
玄関や廊下、ウォークインクローゼットについても同様です。
駐車場や庭の照明など、自分であとからつけたものであっても、取外しに工事が必要なものは、次に引越しをしてくる方のために、そのままの状態にしていくケースも多いです。(大家さんと要相談)
新規購入する場合
引越しをして、部屋が広くなったり、部屋の数が増えたりして、照明器具を購入するケースは多いと思います。
あって当たり前で、普段からあまり気にも留めない照明器具ですが、ないと本当に不便です。
ですから、照明器具の新規購入が必要な場合は、早めに購入しましょう!
しかし、あせってはいけません。慎重に。
照明器具なんてどれも同じ。違って蛍光灯のワット数や色(昼白色や電球系)くらいだと思われている方も多いですが、LED電球の普及もあって、照明器具の種類が増えています。
そして、蛍光灯にするのか?電球にするのか?LED電球にするのか?
色は、白系、黄色系、青系のどれにするのか?
さらに、照明器具のデザインは?シンプルなシーリングライトにするのか?ファン付のシーリングファンにするのか?間接照明にするのか?
照明器具一つで、部屋の雰囲気はもちろん、広々した感じになるか、清潔感があるか、リラックスできるか、勉強や仕事に集中できるか、などが変わってきます。
特に、家族みんながすごリビングルームは家族みんながリラックスして談笑できるように、照明器具選びは慎重にしましょう!その際、可能な限り見積もりをもらって、予算とも相談しておきましょう。
LED照明
急速な勢いで普及しているLED電球ですが、そもそも光を出す仕組みが電球や蛍光灯と違いますので、そこから出てくる光の種類も違います。
LED電球は、省エネへの貢献性は大ですが、電球のような温かみのある色を出すのは難しく、光も拡散しにくいため、若干暗く感じることもあります。
ディスカウントストア等で格安のLED電球を購入する場合は、
上記の点と、色についても注意しましょう。
LED電球だからといって、必ずしも10年以上持つわけではありません。過信しすぎるのも注意です。まだまだ発展中の技術で、将来的にさらに性能的に優れたLED電球が出てくる可能性は大です。
余談ですが、マンション全体の照明をLED照明に変更しようと、業者に見積もり依頼を出したら、100万円以上しました。見積もり書で内訳を確認すると、割引がほとんどなく、材料費がなり高かったです。ひょっとしたら、LED電球は、まだ新しすぎる技術で、業者としても扱いに慣れていなかったのかも知れません。
間接照明
引越しをしたら、是非とも検討して頂きたいのが間接照明です。
電球や蛍光灯の光で直接照らすのではなく、一度壁にバウンスさせて部屋全体を照らすため、光が広がり、優しい明るさになるのが特徴です。
現代人、特に都会のデスクワークに従事している方は、昼も夜も蛍光灯など明るすぎるくらいの照明の中で暮らしています。
家に帰ったときくらいは、優しい光でリラックスしてみるのも良いでしょう。
照明器具の引越しで気をつけること(まとめ)
最後に照明器具の引越しで気をつけることは
・忘れずに梱包する(必要なもののみ)
・取り扱い注意(電球や蛍光灯は割れやすいので)
・買い足しは、早めに!でも慎重に!
です。引越し業者の訪問見積もりの際にも、照明器具の梱包までしてくれるのか、しっかりと確認しておきましょう。シーリングファンなど特殊な照明器具を使っている場合は、別途見積もりが必要な場合もありますので、その辺もあわせて確認しておきましょう。
照明器具一つで部屋のイメージがガラッと変わります。
引越しの時は何かと忙しくはなりますが、照明器具にも気を配って、新生活を気持ちよくスタートさせましょう!