引っ越し当日の愛猫を少しでも早く新居に慣れさせるための方法として、素敵なネタを得たので書いておきます。
引っ越しはテリトリー意識の強い猫にとってはかなりのストレスになります。
「犬は人(飼い主)につく、猫は家につく」という言葉もあるくらい、知らない場所では不安になってしまい、体調を崩してしまう猫ちゃんもいることでしょう。
そういう場合は、新居の浴室やウォークインクローゼットなど、引っ越し当日に人の出入りが極力少ない場所に、猫ちゃん、キャリーケース(扉はあけておく)、前のおうちで猫が使っていたトイレを置いて、室内の人の出入りが落ち着くまでそっとしておくといいそうです。
多頭飼いの場合は、猫同士の中が険悪でない場合には一緒にしておきましょう。
こうすることで、まったく知らない場所であっても自分のニオイを確認することができます。
また引っ越し当日は引っ越す作業員さんやお手伝いの友人・家族など猫にとっては知らない人の出入りも多いですから、そういったドタバタからなるべく距離を置くためには、浴室やドアの閉まるクローゼットがベターなのです。
万が一、引っ越しのストレスで嘔吐してしまっても浴室なら掃除もしやすいですからね。
またキャリーケースのなかには、ゆっくりお昼寝できるブランケットと、おやつ、水を入れておいてあげましょう。
人間の都合で、猫に余計な負担がかからないように配慮してあげたいですよね。
そういえば、この記事を書いていて、里親募集中で仮の住まいから我が家にやって来た猫のことを思い出しました。
私自身は引っ越し経験がありませんが彼女(猫)にとっては、突然キャリーケースに入れられ、暑い中電車で知らない人に連れて行かれるという経験はさぞ不安だったことでしょう。
自分のニオイのついたトイレ砂を近くに置いておくと安心する、という話は聞いたことがあったのですが、里親部屋には彼女以外にもたくさんの猫がいたため、それは不可能。
どうにか、タオルを一枚、キャリーケースに敷いて40分程度の道のりを移動した記憶があります。
その日は6月下旬なのにかなり気温が高くて、重たいキャリーケースを運ぶ私も猫も、部屋についたときはヘトヘト。
先住猫もいたので、仲良くなれるか心配していたのですが、初対面でお互い敵意はなさそうだったので、とにかく「水」と「涼しい場所」を用意して、あとは放置。
すぐに水をぺろぺろ飲んで、クローゼットの中に隠れてしまいました。
初めて連れてこられた知らない場所、知らない人間、知らない猫に囲まれさぞ不安だったはずなのに、がんばって慣れてくれて、今では明るいフローリングの部屋の真ん中でお腹を出して寝てくれるようになりました。
でもやっぱりもうちょっと気を使ってあげればよかったかも、と今になって少し反省しています。