自分でできる!?冷蔵庫の引越し

学生の一人暮らしや、社会人でも荷物が少ない方だと、引越し業者に依頼するよりも、自分で引越しした方が費用が抑えられていいんじゃないか!?と思いませんか?

もし自分で引越しをするとなると、その時にネックになるのが、大きな家具や家電ですね。
その中でも冷蔵庫は、大きくて、重くて、運搬方法にも気を使う悩みの種となるでしょう。

力持ちの友人や、ちょっと大きめの車があれば大丈夫!?なんて、安易に考えていませんか?

ここでは冷蔵庫を自分で引越しする場合の運び方や注意点を紹介します。
こちらを参考にしていただき、業者に依頼せず、自分で引越しができるか?冷蔵庫を運べるか?を判断してみましょう。

準備編

冷蔵庫の中身を処分したり、前日に電源を落としたりなど、前もって準備をする必要があります。
これについては、冷蔵庫の引越しを参考にしましょう。

自分で引越しをする場合には、冷蔵庫を運搬できる乗用車やトラックを用意する必要があります。
冷蔵庫が大きくなれば、一緒に運んでくれる友人や仲間も必要になりますし、養生も準備しておいた方がいいでしょう。

友人や知人に手伝いを依頼する場合には、お礼まで考えておきましょう。
引越作業は結構大変で、一日中力仕事に付き合ってもらうことになります。
食事をご馳走するだけでなく、現金も用意しておいた方が無難かと思われます。
(逆の立場だったら、どう思うか?がポイントです)

運搬方法

軽トラを使って自分で引越しをする

冷蔵庫の運搬は、横積厳禁です!

冷蔵庫の引越しで一番気を使うのは、車への積み込み方です。横積みではなく、必ず立てて積み込みましょう。
もし、冷蔵庫を横にして運搬してしまうと、圧縮機の中にある冷凍機オイル(圧縮するための潤滑油)が冷蔵庫を冷却する装置の方に入ってしまい、故障の原因となりえます。(パナソニックシャープなど、冷蔵庫のメーカーによっては、修理が不能になると記載されている場合も)

そして、冷蔵庫は精密機械ですから振動に弱いです。運搬の際に振動を与えすぎると、冷え方が弱くなってしまうことも考えられます。

このあたりは、プロの引越し業者に依頼する場合には大丈夫だと思いますが、ご自分で引越しをする場合には、注意してもしすぎることはないでしょう。

旧タイプの冷蔵庫

特に、古い冷蔵庫をお使いの方、要注意です!

自己責任で

引越し用のトラック

自分で引越しするときには、自己責任が大原則です。

冷蔵庫も含めて、自分で引越しできる人はどんな人でしょうか?

■小型冷蔵庫で、素人でも運搬できる
■縦積可能なバンやトラック(レンタカー含む)が用意できる
■上記が問題なく運転できる
■引越しに慣れていて、体力と時間が確保できる
■建物の養生が問題なくできる
(新築物件よりも中古物件の方が望ましい)
■最悪、冷蔵庫が壊れてしまっても諦めがつく(自己責任)

自分で引越しをすると、一見、値段を安く抑えることができそうですが、上記のリスクがあります。
これを考慮して、本当に安いかもう一度考えてみましょう。

まずは、自分で引越しをすることが本当に安いのか?
引越し業者に依頼したら、料金はいくらくらいなるのか、調べておきましょう。

その際、一括見積もりが便利です。
カンタンな作業で、最安値の引越し業者が見つけやすいからです。

体験談

男性

小型冷蔵庫だったので、乗用車で運んだのですが・・・
新卒で入社したのは、精密機械メーカーの会社の寮でした。お風呂、トイレ、洗面所が共有で、自分の領域は8畳ほどの洋間でした。
そこで使っていた1ドアタイプの小型冷蔵庫。小型とは言っても、乗用車で運ぶためには、横にして運ばなければなりませんでした。
引越し先で使おうとしたら、冷えませんでした・・・
少しくらいなら大丈夫だろうと、横にして運搬したのですが、
コンプレッサー内部の潤滑油が漏れた形跡はないのですが、ガス(冷媒)が抜けてしまったような感じです。
廃棄するための処分費用も掛かってしまい、もったいなかったです。

女性

親戚に運んでもらったのですが・・・
結婚をする際、独身時代に私が使っていた冷蔵庫を新居に持って行くことにしました。
幸い、荷物が少なかったので、義理のお父さんがバンを用意して引越しを手伝ってくれることになりました。
「引越し費用を節約できた!」
と最初は喜んでいたのですが、業者じゃなくて、旦那のお父さんが手伝ってくれるとなると、結構気を使いますね。
これだけでも結構疲れたのですが、引越し先で冷蔵庫の調子があまりよくありませんでした。
冬の寒い時期は問題ないのですが、夏場の暑い時期になると、冷えません。
やっぱり素人が運搬すると、冷蔵庫の調子は悪くなっちゃうのかな・・・と思いました。