新居が決まったら、いよいよ引越しとなるわけですが、
引越しのスケジュールは、複数日決めておくことが大切です。
まずは余裕をもって、大体このくらいの日程で引越しをする。
ということだけ決めておきましょう。
引越し料金のなぞ
引越し料金はどうやって決まるかご存知ですか?
・荷物の種類と量
・移動距離や運搬のしやすさ
・引越しの日程(スケジュール)
大きく分けて、上記の3つがポイントとなります。
荷物の量が多く、種類も増えれば引越し料金も上がっていく、これはOKですよね。
次ですが、引越し元と引越し先の移動距離が長くなったり、マンションにエレベータがなくて階段で箪笥を運ばなければならないと、見積もり額が上がってしまう。これも分かりやすいと思います。
問題は3つ目です。引越しの日程(スケジュール)です。
実は、全く同じ引越し内容でも、日にち、曜日、時間などが違うだけで、見積額が全然違ってきます。
分かりやすいのが、3月の最終週の週末ですが、この時期は4月から新生活を向かえる方が一斉に引越しを行います。いわゆる引越し繁忙期です。引越しに対する需要(ニーズ)は上がるのですが、供給(引越業者のキャパシティ)が追いついていないため、引っ越し料金が高く(ほとんど定価又は引越し業者の言い値)なってしまう傾向があります。
ですから、引越し料金を安く抑えたければ、引越し件数が少ない時期を狙いましょう。
引越し件数が少ないのは
それでは、引越し件数が少ないのはいつでしょうか?
・5月、11月、12月など
・休日よりも平日
・大安よりも仏滅
となっています。時期的に閑散期を狙うことも大切ですが、会社を休まなくても引越しできる休日よりも、平日の方が引越し件数が少なくなっています。
あと、昔からの習慣もありますが、結婚式と同じように大安よりも仏滅の方が引越しを希望する方が少なくなります。この傾向は年配の方ほど高く、若い方では気にしない方も多くなってきているようです。
そしてさらに付け加えるならば、朝一番を狙わないことです。
引越しというと、朝の8時ごろから始まって、近場だと午前中のうちに運搬が終了して、午後からはダンボールの開封作業や片付けを行うイメージが強いですが、
ここで、午後便やフリータイム便を利用すると、引越し料金を節約することが出来ます。
これは、朝一番の引越しが終わった後、又は3番目、4番目などに引越しをするという意味で、引越しの開始時間は確定していません。前の引越しが終わり次第ということで、大体の時間の目安だけ教えてくれます。
引越しの片付けがなかなか進まないというデメリットもありますが、引越し費用を抑えたかったら、有効な手段ですので、頭の片隅に入れておきましょう。
まとめ
では、まとめます。
引越し料金を安くするために、何故、引越し日の候補を複数決めておくと良いのか?
それは、引越し業者との値段交渉の中で、
日にちと時間を自由に決められるからです。
上記で述べたように、「平日」「仏滅」など引越し業者が比較的空いている日や
「午後便」「フリータイム便」など引越し業者が空いている時間帯で見積書を作ってくれるため、引越し料金を抑えることができるからです。
実際には、引越業者によって安くなる日にちや時間などが微妙に変わってくる場合もありますので、スケジュールに余裕を持たせておくことが大切です。
実際にやること
それでは、引越し料金を安くするために、実際には何をしたら良いか? ですが
1.引越し業者に見積もり依頼
→ 一括見積もりで複数の業者に依頼
2.2~3社に訪問見積もりを依頼
3.訪問見積もりと値段交渉
4.引越し業者の決定
5.引越し作業開始!
となっています。
まずは、複数の業者に引越し見積もりを出すのですが、このときに一番便利なのがインターネットを使った一括見積もりです。一回の操作で複数の業者に見積もりが出せますので、見積もりはここだけでOKです。
次に訪問見積もりですが、実際の荷物を確認してもらいながら、概算見積もりではなく、確定見積もりを作成してもらいます。ポイントは、複数業者に見積もりを出していることを伝えて、即答をしないことです。
訪問見積もりの中で、値段交渉を進めていきます。そして、一番安くなる引越し日時を確認します。
引越業者ごとの見積書を比べて、自分の引越しニーズに合っていて、一番安い見積書を作成してくれた業者に引越しを依頼します。
特に3月、4月などの一年中で最も引越しが多くなる時期では、
引越し業者も大忙しとなり、予約が取れなくなることも考えられます。
引越し業者への見積もりは、引越しが決まったら一番最初に行いましょう。