引っ越したら選挙権はどうなる?
統一地方選挙のときのこと。身内が出馬していたため、住民票の届け出を変更するのか?!という話もあったのですが、出馬表明が急すぎたため、住所変更は免れました(笑)
こういう輩により票が左右されないように(かどうかはわかりませんが)、住所変更後3ヵ月間は、新入居者は選挙人名簿に登録されないことになっています。
住所変更はできる限り早めに行う必要があるので、引っ越しをした場合は3か月間は選挙権がないと覚えておくとラクチンだと思います。
同じ選挙区内で引っ越した場合にはどうなるんだろう?
でも今住んでいる場所にずっと住み続けるワケでもないのに、選挙するのもなんだか不思議な感じです。私は毎朝辻立ちしている近所の女性候補に投票しましたが、お互い別に知り合いでもなんでもないという…。
もし地元に引っ越したり、どこか別の場所で家庭を築いたりしたらもっと考えて選挙するのにな~なんて思いながら、もう何回目かわからない選挙権を行使してきました。
でも引っ越しごときで一般市民に与えられたほぼ唯一の権利をとりあげられるなんてちょっと酷い気もします(笑)
選挙以外に政治参加する機会もないのに。。特に4月末なんて、引っ越したばかりで選挙権のない人、たくさんいたんではないでしょうか?
住民票移動時のコツ
大学進学で地方から都市に引っ越したという人は、住民票を移動されていない人も多いのではないでしょうか?
私も上京して成人するまでは住民票を変更していませんでした。
住民票の移動は、新居の管轄役所と旧居の管轄役所のどちらにも、申請しなければならず少しめんどくさいですし、絶対にしなければいけない!というものでもないようなので、申請が億劫でそのままにしている場合もあるのでは?
(選挙権などの都合上、意図的に地元に残している人もいるかも知れません)
でも最近、住民票を移しておいてよかった!と思ったできごとがありました。それは、アラサー年齢になったので住んでいる市から「婦人科検診クーポン」が送られてきたこと。
ご近所さんとのつながりも薄く、自治体のイベントにも全く参加していないので、なかなか「自分のくらすまち」という意識をもつことはありませんが、こういった福祉・保健サービスを受ける権利があるというのは、なかなか嬉しいものです。
もし地元に住民票を残したままの場合、地元の自治体の規定する医療サービスを受ける権利はあっても、そのためだけに帰省しなければいけませんし、あまり現実的ではありませんよね。
かくいう私も今回のクーポンが届くまで、今住んでいる市でどんな医療サービスが受けられるのかなど、まったく知らなかったのですが…。
もし地元から都市へ引っ越しを予定している人は、自分の住む自治体の福祉サービスなども考慮して、上手に住民票を移動することをオススメします。
お母さん、選挙にでする!?
「お母さん、議会選挙に出るわ!」。
相変わらず元気な母です…。まぁそれはいいのですが、そのときにまず考えたのは、「住民票は地元に戻せるのか?!」ということ。
結論から言えば、票のために住民票を移動させるのはダメです。実際に地元に住居を移した上で住民届を出すにしても、引っ越し後3ヵ月以上居住した時点からしか選挙権は発生しません。ですから、私が今すぐ実家に戻っても、4月の選挙で1票を投じることはできないわけです。むしろできたら大問題です(笑)
少なくとも半年くらいは前に出馬するとわかっていて、かつ東京で仕事していなければ可能だったかもしれませんが…。
では、地元にはいないけど住民票を移していない人はどうなるのでしょうか?たとえば、今回、母の選挙の件で10数年ぶりに連絡をとった中学の同級生などでも、そういう人はけっこういます。
これも、本来であれば褒められたことではありません。だって住んでいる場所が届けと実態で異なっているんですから。
でもまぁ手続き上は可能です。
「どうせ卒業後は地元に戻るから…」といって、大学在学中の4年間、住民票の届けを出していなかった知り合いもいることですし。
とはいえ、役所の手続きなどもややこしくなってしまうので、できれば引っ越したらすぐに住民票を出しておくことをお勧めします。