引越し直前~当日のトラブルとして、意外と多いのが、「引越し業者からのドタキャン」です。
まさかそんなことあるわけない!と思われるかもしれませんが、知人に聞いたところによると、実際に
発生しているようです。
特に春先などの引越しピークシーズンでは、フリータイム便などで、業者は一日に複数の引越しをこなします。このとき、トラックや作業員がどうしても手配できなかったり、あるいは、午前中の引越しが午後まで長引き、つぎの予定に間に合わなかったり…という事態に陥ってしまいます。
もし、バイトがドタキャンした場合、一部上場の大手の引越し業者なら、どこか別のところから作業員をあてがうこともできるかも知れませんが、個人経営の引越し会社だと、難しくなってしまうかも知れません。
ドタキャンされたら、どうする?
もし、引越し直前になって業者に引越しをドタキャンされた場合、引越しする家族も予定を大幅に変更しなければなりません。
遠方への引越しで、空路での移動を想定していた場合には、航空券の払い戻しなど、予定変更により、思わぬ料金が発生してしまうことも….
そんな被害を受けたときには、忘れずに引越し業者に「損害賠償」を請求しましょう。
引越し業者のドタキャンのせいで、お客さんが損をする必要はまったくありませんし、契約時にも業者都合による引越しキャンセルに関しては、引越運送約款等に免責事項が明記されているはずです。
ただ、ここで注意しなければいけないのは、引越し業者の非がない場合です。
たとえば予期せぬ災害が起き,引越しを見合わせざるをえなくなったときなどです。
そうした場合には、引越し業者に損害賠償を請求することはできません。
災害はそれほど頻繁には発生しませんが,もし,どうしても不安な場合には,事前に個人的に別の保険に加入しておくことをおススメします。
ドタキャンされないために
それでは、引越し業者にドタキャンされないためには、どうしたらいいのでしょうか?
1)朝一から引越しを依頼する
2)前日などに確認する
3)実績・信頼のある業者に依頼する
ドタキャンされる一番の原因として、その日の2番目、3番目の引越しを依頼している(午後便、フリータイム便)を利用している場合です。
フリータイム便は、近場の引越しで引越し費用を抑えたいときには、とても良い方法なのですが、スケジュールが立てにくいデメリットがあります。また、自分より前に引越しをする方が、どんな方か分かりませんし、選ぶこともできません。
⇒フリータイム便については、こちらを参照ください
ひょっとしたら、全然準備をしていなかったり、想定外の作業が発生して、大幅に時間が伸びたり、トラックが汚れてしまったり、これ以外にも交通渋滞や交通事故、車の整備不良による故障が発生する可能性も否定できません。
念のため、前日に営業マンなどに確認しておくと良いでしょう。
そして、やっぱりこれが一番大事です。実績、信頼のある引越し業者に依頼することです。どんなに経験のある業者であっても、想定外のことは発生する可能性はあります。そんなときのためのリスクマネジメントをしっかりと行っている業者を選ぶのが大切です。
これは、自宅のポストに投函された引越し業者よりも、一括見積もりサイトに掲載されている業者の方が信頼度は上がっていきます。(引越しトラブルが発生してしまうと、最悪の場合、一括見積もりサイトから集客できなくなってしまうため)
自分からキャンセルする場合
万が一、引越しをキャンセルしなければいけない場合、できるだけ早くに引越し業者に連絡しましょう。
オプションサービス等も依頼していると、キャンセル規定が引越し業者によって変わってきますが、前日、前々日と直前になるほど、キャンセル料が発生してしまう可能性もあります。
また、梱包材として使用した無料ダンボールも買取りをしなければいけなくなる可能性もありますので、注意しましょう。
キャンセル規定や解約手数料に関しては、訪問見積もりの際などに引越し会社の営業マンに確認するとともに契約書や見積書の内容も確認しておきましょう。
友人の手伝いをキャンセルされた・・・
自分で引越しをしようとする場合でも、引越し業者に運搬作業等とお願いしようと思っている場合であっても、あてにしていた友人・知人の手伝いが突然キャンセルされた場合はショックですよね。
でも、人には人の事情のあるので、こればかりは仕方がないです。このリスクを少なくしたければ、予め作業員の人数を増やしてもらったり、オプション作業で賄ってもらうのがいいでしょう。