一括見積もりサイトなどで、引越しの見積もり書をまとめてとった場合、「合計金額」ばかりに目を向けていませんか?
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ケタ違いに高額な引越し会社の場合は、今回の引越し形態には合っていなかったということで、候補からはずしてしまってもいいのですが、数社の見積もり金額がだいたい同じ場合はまず、何を比べればいいのでしょうか?

引越し日や時間、引越し元や新居の住所、荷物の量・・・これはほとんど変わりませんね。
トラックの大きさや台数、作業員の人数・・・これは、大体同じですが、引越し会社によって若干変わってきます。
エアコンの取り外しや、不用品の処分などのオプション作業・・・これはこちらにかかってきますので、業者比較の対象にはならないですよね。

それでは、何が変わりやすいのでしょうか?

引越し見積もり書

最も変動しやすいのが「段ボールの枚数」です。
最初から見積もりに段ボールを含んでいなければ、見積もり費用の合計は当然安くなります。
(「実費」として、金額を記載していない会社も多い)

それに、段ボールの枚数は準備の仕方によって、かなり増減してしまうので、会社側としても明確な金額を提示できないことが多いんです。

服や本なんて、人によってかなり差がありますし、たとえば「お母さんがスーパーでバイトしてて、段ボールはタダでもらえる」という家庭ならば、お金を払って新品の段ボールを買う必要はありませんよね。

しかも、引越し後には捨てるものですから、余ってもしょうがない。
自治体によっては、ゴミ袋が有料のところもありますから、ここは努力のしどころですね。

というわけで、見積もり金額を比べる際には、まずは段ボールに注目してみませんか。

段ボール1枚の値段はそれほど高くありませんが、チリも積もれば山となる、というものです。

ダンボール無料!をうたっている業者も

引越ダンボール

引越し業者によっては、段ボール無料サービスなんてところもあります。ただし、この場合も注意が必要です。50枚までは無料で、それ以上は1枚●●円になります、なんて場合もありますし、合計の見積もり金額によって、または営業マンのさじ加減に変えられる場合もあります。

あとは、事情があってキャンセルする場合も要注意です。無料サービスとは言っても、その業者で引越しの契約をして、実際に引越しをして、引越し費用を支払った場合が前提になっているケースが多いからです。

つまり、キャンセルする場合には、使用者したダンボールの買取りを求められる場合もあります。訪問見積もりに来て、無料ダンボールといって置いて行った場合も要注意です。その業者で引越しすることが決まっていればいいのですが、そうでなければ、有料ダンボールになってしまいますので。

ダンボール以外の梱包材も

食器の梱包

布団袋、ハンガーボックス、テレビやベッドの梱包など、段ボール以外の梱包材もしっかりと確認しておきましょう。コップやお皿などの食器類を運搬するケースや、シューズボックスなどもレンタルしてくれる場合もあります。

引っ越しの時は、普段の生活では思いもよらなかったものが必要になったり、意外なところで出費がかさむものです。お金には十分な余裕を持てればいいですが、事前の知識と準備でちょっとでも安くできるよう、工夫していきましょう。