引越し準備の中で、本の梱包は想像以上に時間と体力を使います。
衣類や小物と違い、本は一冊一冊が重く、気づかないうちに量も増えがちです。

一人暮らしの場合、「単身パックで収まるだろう」と考える方も多いと思います。
実際、条件が合えば便利な方法ですが、
本が多い場合は途中で無理が出ることもあります。

この記事では、引越しの本準備について、

  • なぜ単身パックに入りきらないと感じやすいのか
  • どのあたりが一つの目安になるのか
  • その場合に考えられる選択肢

を、落ち着いて整理します。
結論を急がず、判断材料として読み進めていただければと思います。


単身パックに「入りきらない」と感じる理由

単身パックは、カゴ台車や専用ボックスに荷物を積み込む仕組みです。
サイズと耐荷重があらかじめ決まっており、
その範囲内で運ぶことを前提としています。

本の場合、ここでズレが起きやすくなります。
見た目の体積だけを見ると「まだ入る」と感じても、
実際には重量制限に近づいていることが少なくありません。

私の場合も、漫画はほとんど読まなくなっていたため、
本の引越し準備は簡単に終わると思っていました。
ところが、ビジネス書や新書が思いのほか多く、
段ボールに詰めると一箱ごとの重さがかなり出てしまいました。

これは業者の都合というより、
仕組み上そう判断されやすいという問題です。


本はどれくらいで限界になるのか(目安)

本をダンボールに梱包

本の量を考えるときは、段ボール換算で整理すると見通しが立ちます。
もちろん、本の種類や箱のサイズで前後しますが、
一つの目安としては次のように考えられます。

  • 文庫・新書中心:比較的軽め
  • ビジネス書・専門書:重量が出やすい

体感としては、

  • 30箱前後:条件次第で注意が必要になるライン
  • 40〜50箱前後:単身パックでは難しくなることが多いライン

さらに、階段作業や移動距離、床の耐荷重などの条件が加わると、
余裕は少なくなります。

もし箱数がこのあたりに近い場合は、
単身パック以外の方法も一度見ておくと判断しやすくなります。

条件を整理しながら引越し方法を比較する


入りきらない場合の現実的な選択肢

無理に詰め込もうとすると、
当日の追加料金や別便対応、積み残しといった問題が起こることがあります。

事前に考えられる選択肢としては、次のようなものがあります。

  • 単身パック+別送(赤帽・宅配など)
  • 単身向けの通常引越しプラン
  • 最初から通常の引越しプランを選ぶ

それぞれに向き・不向きがあります。
優劣ではなく、自分の条件に合うかどうかで考えると整理しやすくなります。


単身パックにこだわらない方が楽なケース

次のような条件が重なる場合、
単身パックにこだわらない方が結果的に楽だった、
と感じる人もいます。

  • 本の量が多い
  • 階段作業がある
  • 作業時間に余裕がない
  • 当日のトラブルを避けたい

私自身、本については優先順位が高く、
引越し先ではお気に入りの本棚に自分の手で並べたいと考えていました。
そのため、他の人に任せにくく、
結果として自分しかできない作業には時間を確保する必要があると感じました。

こうした条件がある場合、
事前に箱数や状況を伝えたうえで見積もりを取っておくと、
当日の判断が安定しやすくなります。

条件を伝えたうえで見積もりを確認する


それでも単身パックを使う場合の注意点

条件が合えば、単身パックは良い選択です。
その場合は、次の点を意識しておくと安心です。

  • 本の箱数と重さを事前に申告する
  • 本だけをまとめて分かりやすくしておく
  • 当日の判断に任せすぎない

「使う・使わない」ではなく、
使うならどう整えるかという視点で考えると、
準備が穏やかになります。


まとめ

単身パックは、条件が合えば便利な方法です。
一方で、本が多い場合には無理が出ることもあります。

大切なのは、
無理に方法を合わせることではなく、
条件に合う方法を選ぶことです。

箱数や状況を一度整理してから判断したい場合は、
複数の業者を比べてみるという方法もあります。

引越し方法を静かに比較してみる


編集後記

本の引越し準備は、思っていた以上に判断の連続でした。
当時は「とりあえず詰めれば何とかなる」と考えていましたが、
今振り返ると、もう少し早く分けて考えてもよかったと感じています。

この記事が、あなた自身のペースで判断を進めるための材料になればうれしいです。