1年前ドイツに引っ越した先輩から久しぶりにメールが来たと思ったら、なんと、ドイツの家で猫を飼いたいという相談でした。猫を飼おうと思ったとき、まず相談相手として私を選んでいただけたのが嬉しい反面、私とうちの猫との暮らしはかなりいい加減なので、参考になるかどうか…。
それにドイツはさすが動物愛護先進国。そのメールに書いてあった、いわゆる「譲渡条件」がけっこう厳しく、ますます私なんかでよいアドバイスができるのか不安に(苦笑)
まず、遺棄されたペットのシェルターから里猫を引き取るときは、必ず「2匹セットで引き取ること」という条件があるのだそうです。その先輩の場合は兄弟猫を引き取ることになりそうだったので、ちょうど猫を2匹飼っていた私のところに連絡が来たのでした。
正直な話、一匹も二匹もそれほど変わらないです〜というこれまたテキトーな回答しかできず申し訳なかったのですが。
そしてその次、あまりに不在が多い家庭は里親になれないという厳しい条件もあるそう。その先輩はサラリーマン、奥様は大学院生なので必然的に家を開けている時間が長くなります。その間ペットの面倒をみてくれる人、たとえばお子さんなどがいればいいのでしょうが、二人暮らしは微妙なライン。
これも独居暮らしで1日の大半を留守にしている私と比べたら天と地ほどの差です。
犬ならわかるけど、猫でさらに2匹飼いなら猫同士でどうにか楽しんで過ごせそうですが、そこはそれぞれの国の事情なので突っ込んでもしょうがないですね。
そのほか世帯年収や飼育経験など、いろいろと里親になるには制限があるとのことで、結果的には、兄弟猫を迎えるかどうかはまだ保留中だそうです。
それにしても、国によって動物愛護の姿勢はほんとにさまざまですよね。日本なら、「それくらい」と思うことでもドイツやアメリカでは「虐待」だと見なされてしまうことだってあるかもしれません。
反対に日本でペットを飼うことを考えたとき、まず第一に問題となる「住宅事情」はドイツではそれほど大きな問題ではないとのことです。そもそも日本の賃貸アパートのような狭い部屋なんてあり得ないし、実際若い夫婦でも広い一軒家を借りてたりするので、それはそれで羨ましい。
先輩夫婦が無事猫兄弟を迎えられることを祈りつつ、我が家の猫達にもそろそろ広いお家で思いきり走り回らせてあげたいなぁと思うのでした。今でも十分、思いっきり走り回ってますけどね^^;