ペットのなかでもメジャーな犬や猫は引越しノウハウも整備されつつありますが、小動物・鳥類・爬虫類になると、なかなか移動のHow toも見当たりません。
ですので今回は、小動物を飼育している水槽のお引越しについてまとめてみました。
もちろん水槽内で飼育しているペットの種類によっても若干変わってきますが、基本的には下記のとおりです。
基本的に魚類意外は水槽から出さない!
ハムスター、エリマキトカゲ、カメなど、水中生活が必須でない動物の場合は、移動時間が短ければ水槽に入れたままで移動させるのがベストです。
ただし、温度管理を必要とする生物の場合は、移動中の気温を一定に保てるよう工夫しなければいけません。
ビニールで梱包した上で使い捨てカイロや、簡易湯たんぽを使用し、温度が下がり過ぎたり上がり過ぎたりしないよう気をつけましょう。
水生生物の場合は、個別に包装し酸素を補充!
では、水が必須の熱帯魚などはどうやって運べばよいのでしょう?
引越し業者に依頼する場合も水槽を運んでくれるオプションサービスはありますが、ほとんどの場合は、「空水槽」のことを指しますので、生体の管理は飼い主の仕事です。
個体を小さめの水槽もしくは、観賞魚用ビニール袋に入れて、市販の酸素スプレー、酸素石などを多めに入れます。
このとき、できれば個体は1匹ずつのほうがよいのですが、数が多すぎる場合は、最低でも”同じ種類ずつ”梱包するようにしましょう。
生物も水槽も移動は迅速に!
移動時間が少しでも短くなる移動方法を選びましょう。
また、水槽や梱包ビニールを黒い布などで覆って、できるだけ眠らせることも大事です。
(ハムスターなどは夜行性ですが、彼らはひまわりと温度管理さえできれば問題ないかと思われます…)
観賞魚は、生体と水槽を別々に運ぶことになりますが、できるだけ同じタイミングで運べるように工夫しましょう。
新居に水槽をセッティング!
新居に到着したら、まずは水槽を置く場所を決めます。
風通しがよく、直射日光の当たらない場所で、エアーやポンプ等の電気機器を取り付けている場合にはコンセントの近くであることが必須です。
水槽自体をインテリアとして使用している場合でも、水槽内の生物の環境を第一に考えてあげましょう。
個別に梱包していた観賞魚を水槽に戻すときには、戻す前に電気機器をすべてセッティングし、水温を個別梱包内の水と同じにしたうえで戻しましょう。
以上、ごくごく基本的な事項のみまとめましたが、特に観賞魚の引越しはプロ並みの知識と技術が必要になります。
ペットを購入したお店の店員さんに相談したり、多少割高でも水槽移動サービスを利用したりすることも必要です。