こんにちは、“せいやどみん”です。大手家電メーカーで、お客様サポートの仕事をしていました。正社員で7年、白物家電を担当していました。プライベートでもエアコンや冷蔵庫のカタログを見るのが趣味です。ちょっとオタク気質ですが、誰にも負けない知識を持っている!と思っています。
そんな私が今回シェアするのは、「後悔しないエアコンの選び方」です。
具体的には、サイズとメーカーです。特にサイズでは、6畳用とか8畳用とかありますが、あなたは、これを信じてそのまま購入していますか?
エアコンを選ぶ基準
いきなりですが、結論です。
- サイズ:6畳用、10畳用、14畳用
- メーカー:ダイキン、パナソニック、三菱電機
- 上位機種を選ぶ
それでは、詳しく見ていきましょう。
サイズの選び方
部屋のサイズは8畳。
そんな場合でも、店員さんに「8畳用のエアコンをください!」とは言ってはいけません!
- サイズ:6畳用、10畳用、14畳用
- メーカー:ダイキン、パナソニック、三菱電機
- 上位機種を選ぶ
カタログには必ず大きく、「8畳用」とか、「4.0kWクラス」という文字が目立つように書かれています。
恐らく皆さんも、この辺りの数字を見て、「このエアコンの方は数字が大きくて強そう」とか、「うちは6畳だから……」と選んでいませんか?
この数字、本当に、そのまま信用していいのでしょうか?
まずは、ここから説明します。
カタログの「6畳用」「8畳用」の記載、根拠は何?
単純に、カタログ用です。お客さんが見て、選びやすくするため。
部屋の広さ
|
定格冷房出力
|
---|---|
6畳用 | 2.2kW |
8畳用 | 2.5kW |
10畳用 | 2.8kW |
12畳用 | 3.6kW |
14畳用 | 4.0kW |
18畳用 | 5.6kW |
20畳用 | 6.3kW |
23畳用 | 7.1kW |
26畳用 | 8.0kW |
29畳用 | 9.0kW |
上記の表のように、〇畳用は、定格冷房出力の■.▽kwに相当に相当しています。
カタログの定格冷房能力とは?
では、定格冷房出力とは何でしょうか?
平均でもなければ、最大でもありません。
もともとは、東京モデルという基準で、「6畳を冷やすには2.2kWの能力が必要ですよ」という実際に計測された指標でした。
しかし、住宅事情の変化もあり、今では単なる能力比較の目安として使われているにとどまっています。
ただ、こういった数字が全くないと、エアコンを購入しに行っても、普通の方はどれを選んでいいのか、まったくわかりません。
というわけで、比較がしやすいようにランク分けして、6畳用、8畳用、10畳用・・・といった形で分かりやすく見せています。
- おもに6畳用
- 冷房の目安:6~9畳
- 暖房の目安:6~7畳
カタログを詳しくみていくと、上記のような数値が記載されています。
この幅を持って書かれている部分は、数字の小さい方が「木造平屋南向きの部屋の場合」であり、大きい方が「鉄筋マンション中間階南向きの部屋の場合」として書かれているものです。
冷房で「6~9畳」と書かれていれば、木造では「6畳」ですが、鉄筋コンクリートマンションであれば「9畳」くらい冷やすパワーがあるということになります。
- 地域:首都圏、北海道、沖縄など
- 木造/鉄筋コンクリート
- 南向き/北向き
- 窓の状態:数、大きさ、向き、西日が入る
- 断熱状態 など
幅を持たせている要因としては、上記などがあります。
必要に応じて、考慮していきましょう。
ただ、いきなりここまで考えてしまうと、頭がこんがらがってしまいますので、販売店や工務店の方など、専門家に相談するのが良いかも知れません。
最大暖房(冷房)能力に着目!
エアコンのカタログを見るときは、最大暖房(冷房)能力をチェックします。
先ほどは、定格でしたが、こちらは最大能力です。車で言うと最高速度のイメージです。エアコンが本気を出したら、どれだけ暖められるか(冷やせるか)です。
エアコンのサイズは、3種類だけ
Panasonic社製2020年度Xシリーズ(上位機種)のラインナップの一部です。
型番
|
定格
冷房能力 |
電圧
|
最大
暖房能力 |
最大
冷房能力 |
---|---|---|---|---|
CS-220DX | 2.2kW(6畳用) | 100V | 5.7kW | 3.4kW |
CS-250DX | 2.5kW(8畳用) | 100V | 6.2kW | 3.5kW |
CS-280DX | 2.8kW(10畳用) | 100V | 7.1kW | 4.2kW |
CS-360DX | 3.6kW(12畳用) | 100V | 7.1kW | 4.3kW |
CS-400DX | 4.0kW(14畳用) | 100V | 7.1kW | 4.5kW |
CS-400DX2 | 4.0kW(14畳用) | 200V | 11.5kW | 5.4kW |
CS-560DX2 | 5.6kW(18畳用) | 200V | 11.5kW | 5.7kW |
CS-630DX2 | 6.3kW(20畳用) | 200V | 11.5kW | 6.4kW |
CS-710DX2 | 7.1kW(23畳用) | 200V | 11.5kW | 7.2kW |
CS-800DX2 | 8.0kW(26畳用) | 200V | 11.5kW | 8.1kW |
CS-900DX2 | 9.0kW(29畳用) | 200V | 11.8kW | 9.1kW |
※2020年6月21日Panasonicホームページより
ここで、最大暖房能力に注目してみると、大きくわけて3つのグループに分かれます。
- グループ1:6畳用と8畳用
- グループ2:10畳用、12畳用、14畳用(100V)
- グループ3:14畳用以上(200V)
※多少数値のゆれがありますが、誤差の範囲です。
これの意味するところは、エアコン本体の基本的な機械類(コンプレッサーやシステム)は同じで、出力をリミッターで調整されているだけ、です。
例えば、原付バイクの最高速度は60km/h前後となっています。これはエンジン等の性能の問題ではなく、これ以上でないように、「意図的に」制限(リミッターでカット)されています。これと同じように考えていただけると分かりやすいと思います。
と、いうことは、
6畳用と8畳用は、中身は同じで、リミッターで調整されているだけ!?
厳密にいうと、冷房能力などの差がありますが、大まかにいえば、そのとおりです。
ですから、6畳用と8畳用で迷っているなら、6畳用を購入した方がいいです。
値段の差分を使って、上位機種を購入するのが賢い買い物と言えるでしょう。
逆に言うと、量販店などで買い物をするとき、
部屋の大きさは?と聞かれても
「8畳」とは、言ってはいけません!
200Vで効率が上がる!
もう一つ注目すべき点は、電源電圧が100Vから200Vに上がるポイントです。
CS-400DX(100V)とCS-400DX2(200V)は、どちらも同じ4.0kW(14畳用)ですが、電圧が違います。
100VのCS-400DXでは、最大暖房能力が7.1kWですが、200VのCS-400DX2では、11.5kWと大きく上昇します。
ですから、4.0kW(14畳用)を検討しているのでしたら、200VのCS-400DX2を購入した方がお得で、これは29畳までほぼ変わらないです。
上記に当てはまらないケース
上記は、ざっくりとした分類なので、必ずしもすべての部屋や地域で当てはまるわけではありません。
地域(首都圏、東北、九州など)
木造/鉄筋コンクリート
南向き/北向き
窓の状態や断熱状態
このあたりは、購入時に伝えたほうがいいかも知れません。
工事業者や販売店によっては、地域によって必要能力がどの程度変わるのか(計算表)、日当たりによる熱の違い(計算方式)が記載された資料があります。ですから、ここまで細かい内容については、業者に任せた方がいいでしょう。
一番安いもので十分!?
上位機種と下位機種の違いは、機能と燃費(省エネ)だけ?
本当は上位機種が欲しいけど、予算が足りないので、下位機種でガマンしておこう。
機能が制限されるのと、省エネに目をつむれば問題ないよね!?
上位機種(たいていはカタログの最初に記載されているもの)は、
・最新の様々な機能がついている
・省エネ(燃費がいい)
がアピールされていることが多いです。
省エネについて、Panasonic社製の上位機種とエコノミーモデル(普及モデル)で比較してみます。
CS-220DX:7.1
CS-220DJ:5.8
上記の数字は、APF(通年エネルギー消費効率)と言って、数値が大きいほど省エネ(エネルギー効率が良い)ことを示しています。
しかしながら、もっと大きな違いがあります!
最大能力でも違いがある
最大能力は、上記では最大暖房能力、最大冷房能力を意味します。
この数字が大きいほど、エアコンの基本的性能である暖める/冷やす能力が向上します。
最大暖房能力を、Panasonic社製の上位機種とエコノミーモデル(普及モデル)で比較してみます。
CS-220DX:5.7kw
CS-220DJ:4.0kw
数字だけで見ると分かりにくいかも知れませんが、実際に使い始めると、違いに気が付くことでしょう。
木造だったり、日当たりが悪かったりすれば、この差はさらに広がります。
では、この違いは何でしょうか?
エアコンの心臓部であるコンプレッサーです。
車でいうとエンジン。高級車と大衆車で、〇人乗りが同じでもエンジンが同じわけではないですよね!?
それでは、カタログで最大暖房能力を探しましょう!
カタログをじっくり見ていると、定格暖房能力の下に「0.2~5.7」と記載されていて、
この「5.7」の部分が最大暖房能力です。
小さく記載されていますが、エアコンを選ぶ際にはとても大切な数値です。
その他 着目すべき機能
私が実際にお客様サポートで購入相談に乗っていた際、ご希望の機種を紹介する前に必ず確認したことがあります。
タイマーの「同時入切」
寝るとき、1時間セットする
起きる前、1時間前からセットする
例えばこんな感じです。
時間
|
エアコンON/OFF
|
---|---|
0時(就寝) | ON(タイマーセット) |
1時 | ここでOFFになる |
2時 | OFF |
3時 | OFF |
4時 | OFF |
5時 | OFF |
6時 | ここでONになる |
7時(起床) | ON |
気持ちよく眠りたいけど、寝ている間は電気代を節約したいので、エアコンの電源を切りたい。
でも、朝は気持ちよく起きたいので、ちょっと前からエアコンをつけて、すがすがしい朝を迎えたい
残念ながら、ほとんどの下位機種では搭載されていない機能です。
カタログ上では、タイマー機能が「同時入切」と記載されていることが多いです。必要な方ここをチェックしましょう。
送風機能
季節の変わり目など、エアコンをつけるほどではないけれど、室内の空気を循環させたい。
または、エアコンの冷たい空気が苦手で、普段はサーキュレーター(送風機)として使いたい。
そんな方は、送風機能もチェックしましょう。
しばらくエアコンを使っていなかったときなど、エアコン内に空気を通したいときにも便利な機能です。
暖房性能と冷房性能、どっちに着目?
エアコンは、暖房が苦手
エアコンの繁忙期としては、夏の暑い時期。このタイミングで購入すると、取り付け工事まで時間がかかる。
夏の猛暑の時期にエアコンが故障すると、なかなか工事に来てくれなくて、大変な経験をした。
こんな経験をされた方もいらっしゃるかも知れませんが、
実は、エアコンは、冷やすのは得意ですが、暖めるのは苦手です。
それでは、エアコンの仕組みから考えてみましょう。
エアコンの基本的な仕組みは、屋外と室内で熱を運んでいるだけです。
温度が上がった室内から、熱を奪って外に放出するのと
冬の寒い外気の中から、熱を無理やり奪って、室内に持ってくるのと、
どっちが大変でしょうか?後者ですよね。これが暖房です。
ですから、エアコンを選ぶ際は暖房を基準に選びましょう。
Panasonic社製CS-220DXを例に、畳数の目安を比較すると、
冷房:6~9畳
暖房:6~7畳
冷房よりも、暖房のほうが効きづらく、
8畳や9畳の部屋では、ワンランク上のエアコンが必要になってしまいます。
だからといって、能力が高すぎるもの使いずらくなってしまいます。
暑い!と思って温度を下げたら、下がりすぎちゃうし
寒い!と思って温度を上げたら、上がりすぎちゃう
通勤(一人乗車)で10分先の職場に
大型キャンピングカーを運転していくと、
無駄にガソリンを使って、燃費も悪くなってしいます。
定常運転(温度やコンプレッサーの負荷が一定)の場合は、問題にならないかも知れませんが、
特に立ち上がりのときは、効率が悪く、無駄にエネルギーを消費することになります。
エアコンのメーカー
売れているメーカー、人気があるメーカーとは?
価格ドットコムでチェックすると、2020年6月23日現在では、日立、パナソニック(旧:ナショナル)、三菱電機、ダイキンが人気でした。コロナ、アイリスオーヤマ、シャープ、ナカトミ、東芝、富士通ゼネラルも続いていました。
- ダイキン
- 日立
- 三菱電機
- パナソニック(旧:ナショナル)
- 富士通ゼネラル
基本的には、こちらの5社で国内シェアをほぼ独占している状態(8割近い)だと聞いています。
ダイキンは、業務用でトップシェア
日立の「白くまくん」、三菱電機の「霧ヶ峰」、パナソニックの「エオリア」、富士通ゼネラルの「ノクリア」
このあたりが、CMでもこの時期になると良く聞く名前ではないでしょうか。
しかし、実はもっとすごいメーカーがあります。
それでは、ダイキンです。ここ20年の間で一般消費者に知られるようになりましたが、実は歴史があるメーカーです。日立、三菱電機、パナソニック、富士通ゼネラルは総合家電に対し、ダイキンはエアコン一本勝負です。
家電としては、ほぼエアコンのみ。
そのほかは、業務用です。エアコンや空調などです。
職場でエアコンや空気清浄機を見る機会があったら、ダイキンかどうか、チェックしてみてください。
パナソニックでも作ってますが、今のところダイキンにはかなわない状態です。私の記憶では、ダイキンと提携していたような気がします。
おすすめのメーカー
前置きが長くなりましたが、私の独断と偏見によるおすすめのメーカーはこちらです!
- ダイキン
- パナソニック
- 三菱電機
とにかく壊れにくい「ダイキン」、お掃除ロボットなど機能が豊富な「パナソニック」、気流制御など心地よさに重きを置く「三菱電機」、といったイメージがあります。
ダイキンはやはり業務用のトップとして君臨するだけあって、堅実なエアコンです。故障しづらい。本当に。
施工業者をしている友人たち皆、「ダイキンはハンパない」とよく言っています。
パナソニックは、機能が豊富。自動排出機能を搭載した「お掃除ロボット」や、除菌もできる「ナノイー」、省エネの「エコナビ」というように、機能が色々搭載されています。
三菱電機は「ムーブアイ」に代表される、人を感知して心地よさを与えるということに重きが置いてあります。
どこで購入する?
それでは、実際にエアコンを購入する際は、どこが良いのでしょうか?
親切さ
|
価格
|
品揃え
|
サポート
|
|
---|---|---|---|---|
街の電気屋さん | ||||
家電量販店 | ||||
ネットショップ |
街の電気屋さん
パナソニックのお店など、町で見かける個人経営の電気屋さん
親切さ | |
---|---|
価格 | |
品揃え | |
サポート | |
特徴 | 大抵、1つのメーカーに絞って販売展開している。 地元密着型の店舗なので、販売から修理、さらには取り付けまで全てその店舗が対応してくれる。 さらには使い方なども教えてくれる場合があり、場所も近いので何かと頼りにしやすい。 |
メリット | 販売から修理まで対応してくれる。 家から比較的近所にあるため、サポートが迅速。 使い方を教えてくれるなど、アフターケアも充実。 |
デメリット | 販売価格が割高。 商品の在庫がない場合があり、メーカー取り寄せの可能性がある。 長期保証はない場合が多い。 少数人数で営業のため、繁忙時期は対応に時間が掛かる場合がある。 |
家電量販店
大型家電量販店(ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、コジマビック、上新電機など)
親切さ | |
---|---|
価格 | |
品揃え | |
サポート | |
特徴 | 主要な大手メーカーを網羅して販売展開している。 そのため、色々なメーカーの特徴を比較しやすいことと、大量に仕入れるということから、値引率が高い。 時期が合えば、以前のモデルも残っている場合があり、お買い得のときもある。 時折メーカーの営業担当がやってきて、商品を説明してくれることもある。 販売店独自の長期延長保証により、エアコンであれば9年近い修理保証を受けられる。 |
メリット | 在庫を多く抱えるため、即日で取り付けまで行ってくれる場合がある。 値引きもしてくれることがある。 全体的に値段が安め。 長期保証のような独自の保証があるため、修理費用の心配が少ない。 |
デメリット | 購入時は大まかな説明になるため、詳しい部分は自分で調べる必要がある。 店舗側が売りたい商品がある場合、とにかくそれを勧めてくるため自分の欲しいもの以外を買う事になることがある。 据え付け後の使用説明はほぼない。 下請けの施工業者に頼む場合が多く、工事不良を起こした際の処理が手間。 |
ネットショップ
アマゾン、楽天市場や価格.comに掲載されているショップ
親切さ | |
---|---|
価格 | |
品揃え | |
サポート | |
特徴 | 大手メーカーだけではなく、マイナーなメーカーまで網羅できる。 ネット販売の特徴として、量販店よりも値段が安いことが上げられる。 修理等はメーカーに直接依頼する事が多いため、メーカー保証1年の対応になる事が多い。 |
メリット | とにかく安い。 大手以外のメーカー商品でも購入できる。 店員のオススメに惑わされず、自分の欲しいものを購入しやすい |
デメリット | 自分で商品を選ぶ必要があるため、店員に聞きながら比較はできない。 施工代金が別の場合がある。 返品や交換になった場合、対応が遅い場合や、メーカーとのやり取りが下手な場合がある。 |
迷った方は、まずは家電量販店に行きましょう。
商品が比較できたり、製品サポートや、取り付けを考えると、バランスが取れていると思います。
お店によっては、長期保証のプランもあります。
購入前にメーカーサポートを上手に利用する
エアコンを購入するとき、いきなりお店に行くのが不安、という方はメーカーサポートに電話して、おすすめの機種などを相談する方法もあります。その際のコツなど、こちらでは紹介します。
サポートに電話する前に、チェックすること
いきなり電話してもよいですが、時間を節約するためにも、以下の項目をちぇっくしておきましょう。
- 部屋の畳数(6畳なのか、10畳なのか)
- 木造住宅か、鉄筋コンクリートなのか
- 冬場もエアコンをメインで使いたいか(夏しか使わないのかどうか)
まずは、基本的な部分を伝えておくのが、よいかと思われます。
最新機能の部分はよくわからないことも多いかも知れませんが、サポートから「こんな機能は必要ですか?」と質問いたしますので、心配しなくて大丈夫です。
伝わりやすいコツ
サポートに電話をしたら、準備した情報を忘れないように一気に話したい気持ちもわかりますが、
以下の順番で話してくださると、サポート側でも理解しやすいと思います。
(聞き返す頻度も少なくなるでしょう。)
- 「エアコンの購入を考えています」
- 「部屋は8畳で、木造なんです」
- 「夏だけではなく、冬もメインで使いたいと思っています」
- 「タイマー機能は、同時入切が欲しいです」……(以降、機能の希望を話す)
通常、オペレータはこの順番で質問をしていきます。徐々に絞り込んでいくかたちです。
ちなみに、大体私が買い物相談をすると、10分~15分くらい会話していました。
私は基本、下位機種から紹介して、徐々に上位機種を案内しています。この順番だと上位機種を買おうと思われた方は多かったです。
サポートの評判がいいメーカーは?
サポートセンター勤務をしていた側としてはなんとも言えませんが……パナソニックは相談センターとしての評価は高かったですね。
裏話ですが、いわゆる調査のための相談電話というのがある時期になると架かってきまして、それにどれだけ親身で上手に対応したかで評価されますが、パナソニックは大抵1位だった気がします。
あとは、ダイキンでしょうか。
24時間体制のコールセンターというのは相当珍しいです。
ここは業務用を主に取り扱っているメーカーの面目躍如というところでしょうか。サポートへの本気度が感じられます。
最後に
いかがでしたか?いざエアコンを購入しようと思っても、あまりにも数が多すぎて、どれを選んだら良いかわからなくなる方は多いと思います。
結局は、家電量販店やディスカウントストアーに行って、店員さんに相談しながら、
一番安い(と自分の中では思っている)ものに決定するケースが多いでしょう。
でも、目先の値段は一番良くても、コストパフォーマンスは高いですか?
購入後の満足度も高いですか?
後悔しないために、今回の記事を参考に、満足のいくエアコン選びをしていただければ幸いです。