こんにちは、みなみです。つい先日、引越しをしました。その時の経験をもとに、冷蔵庫の引越し準備について、3つのポイントと、実際にやってことを7日前からカウントダウン形式で紹介します。
3つのポイント!
冷蔵庫の引越し準備で、やることは3つです。
- 食材の消費(冷蔵庫から出す)
- 霜取り
- ちょっと前に電源OFF
冷蔵庫の引越しでは、準備をして、計画的に進めることが必要になります。
今回は、7日前からの準備で引越しができるようにするための方法を、体験談をもとにシェアします。
電源OFFに関しても、引越し当日に業者が来て、「では引越しを始めます!」といったタイミングでコンセントから抜けばいいのではなく、前日の夜などにやる必要があります。
具体的には、どうしたらいいの?
これを逆算して計画をたていきます。
[3日前まで]食材の消費(冷蔵庫から出す)
引越し直前の冷蔵庫は使えないので、3日前までに庫内の食料品や調味料を「計画的」に消費する必要があります。調味料、コンタクト用品、化粧水など、冷所保存が必要なものは、クーラーボックスなどを使って、引越し先までもっていきます。
[2日前]霜取り
冷凍庫についた霜をとります。これがついたままだと、引越し途中に溶けて、他の荷物を濡らしてしまったり、冷蔵庫の故障の原因になったりします。
霜は、かなり厚い場合もあるので、時間をかけて溶かす必要があります。
最近の冷蔵庫では、霜取りヒーターが内蔵されていて、自動的に霜取りをしてくれるようです。しかしながら、古いタイプや、格安のシンプル機能な冷蔵庫を購入した場合には、霜取りは必要です。
まずは、冷凍庫を確認して、霜がついているか確認しましょう。
[1日前]ちょっと前に電源OFF
詳細は、こちらの記事に書いてありますが、冷蔵庫内のガスを安定されるために、引越し時間よりも数時間前に、コンセントから抜く必要があります。
前提条件
具体的な作業の前に、今回の前提条件を確認しておきます。
- 家族の人数:夫婦2人(20代共働き)
- 冷蔵庫:メーカー:SANYO、型番:SR-33B、容量325L
- 自炊の頻度:毎日2回(朝晩)
- 引越し時期:4月上旬
- →日中の気温が20度前後でした。
- 移動距離と時間:30kmくらい
共働きですが、仕事中の昼食以外は、基本的に料理を作っています。
料理は嫌いではないのですが、引越し準備に加えて料理までするのは、かなり大変だと思ったので、献立を工夫しました。
子どもがいないので、2人分の料理はそんなに大変ではなく、いざとなれば外食やお弁当でも済ませられる安心感はあります。
日中の気温が20度前後あったので、主婦の立場としても、冷蔵庫の食材は心配でした。
夏場の引越しは、暑さで自分自身の体調管理も大事ですが、食品衛生の面でも気を付けないといけないと思いました。
私たちの場合は、4月上旬の引越しでしたが、それでもいい引越し会社を選んで、予約をとるのは大変でした。3月とかに引越しを考えている人は、引越し業者探しを前もって探したほうがいいと思います。
7日間カウントダウン!
それでは、私たちが実際に何をしたのか?
具体的に紹介していきます。
【7日前まで】冷蔵庫の現状把握
冷蔵庫の状態(古くなっていないか、霜はどのくらい付いているか)を確認します。
もしあまりにも古い場合は、買い替えを検討します。
引っ越しの際になんらかのダメージで、故障する可能性がないわけではありません。
新居に運んだあとから不具合が見つかる・・なんて困りますよね。
もし買い替えをする場合は、新しい冷蔵庫は新居に運んでもらいましょう。
家電量販店などで、配送日と場所を指定すれば、大丈夫だと思います。
その際、今使っている冷蔵庫を、そのまま置いておくわけにはいかないので、
処分するか?新居に持っていく必要があります。
(もし、旧居に放置したまま引越しをすると、産業廃棄物として処理されるらしいです。その場合の費用はかなり高いとか。)
処分する場合には、家電リサイクル法などに基づく処分費用がかかります。
新居に持っていく場合には、引越し業者の人に、他の荷物と一緒に運んでもらいましょう。
冷蔵庫を追加することで、引越し料金が大きく変わる場合には要検討ですが、通常はそんなに大きな問題にはならないと思います。
【6日前】献立を考える
献立を考えるあたり、冷蔵庫と冷凍庫の中身をすべて書き出します。
目標は、「引越し前までに冷蔵庫の中身をキイに消費する!」ことです。
冷所保存で賞味期限があるレトルト食品なども合わせて紙にまとめて書き出します。
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- レトルト食品
卵1パック(6個入り)
キャベツ半玉
ニンジン2本
玉葱2玉
ウインナー1袋
納豆2パック
牛乳
味噌
醤油
ケチャップ
マヨネーズ
冷凍した鶏もも肉200g×4
アイス
レトルトカレー2食分
我が家は、種類も数も比較的少ない方だと思います。たくさんあると書き出すだけでも大変ですが、できる限り把握しておいた方がいいと思います。
食材が把握できたら、これをもとに献立を考えます。
といっても、簡単なものでOKです。
ポイントは、新居に持っていけない生鮮食料品を残さず消費することです。
- 6日前
- 5日前
- 4日前
- 3日前
- 2日前
- 1日前(休日)
朝:カレーうどん
夜:鶏肉のステーキ、ご飯、みそ汁
朝:カレーうどん
夜:親子丼
朝:カレーライス、目玉焼き
夜:肉野菜炒め、ご飯、みそ汁、納豆
朝:カレーライス、目玉焼き
夜:冷凍パスタ
朝:カレーライス
夜:テイクアウトの弁当
朝:カロリーメイト
昼・夜:外食で済ませる
※共働きのため、仕事がある日の昼食は外食
我が家では、鶏肉と卵が大好きなので、ストック多めでした。
普段とあまり変わらないメニューではありますが、鶏肉と卵を中心としたメニューです。
料理があまり得意ではないというのと、引越しの準備でいろいろと大変だったので、バリエーションよりも、簡単に調理できることを優先しました。
イチローに影響を受けたわけではないのですが、朝ご飯は基本的にカレー(朝カレー)です。
レンジでチンするレトルトカレーに、飽きないように簡単なアレンジを加えました。
メニューが思いつかないときは、クックパッドのようなレシピサイトを使ったり、「(食材名)大量 消費 レシピ」で検索するのもおすすめです。
それもめんどくさいときは、なんでも肉野菜炒めって感じで、残った肉や野菜を入れて炒め物にします。味付けは焼肉のたれでもいいし、ソースや醤油、塩コショウなんでもOKだと思います。
上記以外のアイディアとして、以下もあります。
・カレーライスを作っておいて、毎食時にレンジでチンして、簡単なアレンジ(チーズ、たまご、カツ、からあげ、かれーうどん など)
・カレーライスの味付けの手前で止めて、肉じゃがにも応用できるようにする
・卵が大量に余っているから、食パンを買い足して卵サンドイッチ
・ゆで卵にしておいて、食べたいときに食べられるようにする
・冷凍に豚肉が余っているから、野菜を買い足して回鍋肉(調味料も消費できる)
・ジャガイモがたくさん残っているから、こふきいも作って、引越し準備をしながら食べた
・ニンジン、キュウリ、大根は、野菜スティックにして、タッパーに入れておいた。
【5日前】最後の買い出し
昨日の献立で、不足していた食材を買い足しました。
- インスタントの味噌汁
- レトルトご飯15食分
- 冷凍うどん4食分
- 冷凍パスタ2食分
- レトルトカレー8食分
- カロリーメイト2箱
- お菓子
まず、お菓子は大事です。引越しは体力的に大変なのはもちろんですが、パズルのように頭も結構使います。疲れた時のために、お菓子やスイーツはストックしておいて損はないです。
買い足すものは、肉野菜果物といった生鮮食料品ではなく、レトルトなどの常温保存できるものを選びました。これなら、もし余っても、引っ越し先に持っていけますので。
引っ越し直前なので、炊飯器も使わないように、ご飯もレトルトに変えました。
(子供が育ちざかりの家庭では難しいかも知れませんが、夫婦2人なら、旅行とかちょっとしたキャンプのつもりでいれば、レトルトのご飯でもおいしく食べられました)
人によっては、どうしてもサラダが食べたい!とか、果物が食べたい!という場合もあると思います。そんな時は、カット済のものなど、少ない調理で、使い切りできるものがいいと思います。
近所のスーパーにいくのも最後ですので、心の中で「今までありがとう・・!」と感謝しつつ、これで食材の買い物が最後になります。
もし足りなかったらどうしよう・・・と不安になりますが、コンビニもあるので大丈夫です!
そのときに、必要な分だけ購入しましょう。
【4日前】冷蔵庫の中身を再確認→いらないものを処分
このタイミングで、もう一度冷蔵庫の中身を確認します。
6日前は、食材に目が向いて、調味料のことを忘れていたかも知れません。
特に、期限切れのワサビや、中途半端に使ったジャムなど残っていないか確認します。
我が家で処分したものは、こちらです。
- チューブのわさび
- チューブのしょうが
- レモン汁
- 正月に余った餅
冷蔵庫以外でも、上記のように中途半端に残った調味料や、賞味期限切れの食材がないか確認して、思い切って処分しちゃいましょう。
たまにしか使わないので冷蔵庫の奥に調味料が眠っていました。
常温のものだと、存在を忘れていた餅も賞味期限が切れていましたね。
安いからといって、大量の食べきれない量をまとめ買いすることは今後やめようと思いました。
【3日前】常温品の梱包と冷蔵品の準備
常温保存ができるものは、ダンボールにまとめて、梱包します。
- 未開封の調味料
- 塩コショウ
- 砂糖
- はちみつ
- サラダ油
- ペットボトルのお茶など
- お米
- ホットケーキミックス粉
- インスタントコーヒー
ついでに、冷蔵庫の中の食材を入れられる「入れ物」を用意しておきます。
この段階で「入れ物」を用意しておいて、冷蔵庫の電源OFFのタイミングで移し替えます。
冷蔵品の移動はどうする?
引越しの際、どうしてもでてきてしまうのが、冷蔵品の移動です。
移動中も冷やしたままにしないと、傷んでしまうものです。
- クーラーボックス
- クール宅急便
- 知人の冷蔵庫を借りる
多くの方にとって、一番の候補はクーラーボックスだと思います。
私たちの場合は、実家が近くにあったので、冷蔵庫の一部を拝借しました。
具体的に預かってもらったものは、これです。
- 醤油
- ケチャップ
- マヨネーズ
- 味噌
- ワイン
引越しの合間に、小さい段ボールに入れて持っていきました。
余談ですが、実家が近くにある場合は、最大限に活用するのがいいと思います。
食材が残ったら、そのまま実家にあげてもいいし、
新居で使わなそうな調理家電を、「プレゼント!」と言って実家に置かせてもらってもいいし(笑)
たまには、食事を作ってもらってもいいし。
もちろん、普段からの関係性も大事ですが、もし甘えられるのなら、甘えちゃうのもいいかも知れません。
クーラーボックスでの移動など、冷蔵庫の引越しに関して、
以下の記事でも詳しく紹介しています。
【2日前】霜取り・水抜き
2日前は他の引越し準備もあるので、夫婦で有給休暇をとりました。
朝、冷凍庫の中身を空にしたら、霜取りスイッチをオンにします。冷蔵庫によっては、温度調整器の近くを探すとスイッチがあります。
冷凍庫の扉を開け、時間をおいて、ある程度霜が取れるのを持ちます。
1時間以上たった後、霜取りを始めます。
霜取りのやり方
- お湯
- タオル
- ドライヤー
- 必要ならば、ヘラ(金属以外)
- タオルを四方面に敷き、水漏れを防ぐ
- タオルをお湯で濡らす
- ドライヤーを当てながら、貼り付いた霜をタオルで拭き取る
コツとしては、できる限り冷蔵庫の霜取り機能を使います。霜取り機能を使うと、中から溶かしてくれるので、霜がはがしやすくなります。何日かかけて霜取り機能を使えば、この作業が不要になる場合もありますが、その間、冷凍庫は使えなくなる(アイスクリームなどは溶ける)可能性もあります。
最後の手段として、今回の方法もあると、頭の片隅に入れてもらえると良いかと思います。
基本的に熱で霜を溶かしながら、取り除いていく作業です。溶けて水になったら、周りを濡らさないように、タオルで拭き取ります。
もし1cm以上の硬い霜があるなら、ドライヤーを当てながらヘラで削ると取れていきます。
ヘラは金属製を使うと、傷つけてしまうので注意です。
水抜きのやり方
霜が溶けると水になり、冷蔵庫下の蒸発皿に溜まります。
この蒸発皿の水を捨て、乾いたタオルで蒸発皿と庫内を拭き取って、終わりです。
霜が厚くなっていると、蒸発皿から水があふれ出る可能性があるので、マメに水を取り除きましょう。
ご褒美♪←ここが一番大事(笑)
余談ですが、冷凍庫を空にする前、最後まで冷凍庫に残していたバラエティーパックのピノを朝から2人で全部平らげました。
朝から蒸し暑い日だったので、引っ越し準備を頑張るご褒美ってことにしました(笑)
【1日前】電源off・冷蔵庫の最終清掃
まず、まとめておいた冷蔵庫の中身を実家へ預けました。
これで冷蔵庫の中身が空になったので、コンセントを抜いて、電源を切ります。
そして庫内を拭き清掃します。
使うのは食器用洗剤(中性)とスポンジでOKです。
硬く絞ったタオルに中性洗剤を吹きかけて、拭き掃除をすれば、基本的にOKですが、
たまに、しつこい汚れがあったら、(ウレタン)スポンジなどを使ってこすってから、タオルで拭き取ります。スポンジによっては、冷蔵庫を傷つけてしまうので、注意です。
普段はあまり気にならないかも知れませんが、冷蔵庫の中身は意外と汚れているものです。こぼれた醤油やドレッシングのほかに、パッキンのべたつきを掃除します。隙間は綿棒を使うときれいにとれます。
体験談(失敗談!?)
ドライバーで霜取りをして、冷蔵庫を削った
タイトルの通りです。
“ドライヤー”ではなく、そう、工具の”ドライバー”です。
もともと、当時のうちの冷蔵庫が古かったのもありますが・・
冷凍庫の霜が1cmほどできていて、ドライバーで削っていましたが誤って冷凍庫入り口まで削って傷つけちゃいました・・。
今のところまだ使えていますが、もうそろそろ変え時ですね。
日頃から霜ができないように、食品の水気を拭きとったり、冷蔵庫の開け閉めを控えめにしないといけないな、と思いました。
食材を買い込み過ぎていた
そもそも我が家の冷凍庫に霜ができたのは、庫内にものを詰め込み過ぎていたことが原因です。
業務用スーパーなどで、まとめ買いの方が安くなる商品をみるとつい「買わなきゃ!」と思って買い過ぎちゃうんですよね。
引っ越しの時に改めて気づかされましたが、冷蔵庫には日ごろから必要な分だけ買うようにしようと反省しました。(冷蔵庫に入れるなら5日分くらいで十分ですね)
計画を立てたのがギリギリ過ぎた
うちは、1週間前から冷蔵庫のものを消費し始めましたが、買い足す必要もなくむしろ引っ越し当日まで余りましたね。
具体的には、牛乳や半端に開けたペットボトル類です。
しかも牛乳に至っては、消費期限が切れていたのに途中で気づき、泣く泣く捨ててしまいました・・
食べ物を消費するのに気を取られて、液体類を見落としていたんです。
冷蔵庫の引っ越し準備は1週間前からでも問題ありませんが、パタパタと忙しくて、消費期限まで把握しきれていませんでした。
日頃から冷蔵庫の食品は、消費期限まで意識しないといけないと反省しました。
最後に(管理人より)
みなみさん、ありがとうございました。
引越しとなると、ただでさえ忙しいのに、冷蔵庫の準備も大変でしたね。
今回の記事から、冷蔵庫の引越し準備は、最低でも1週間まえから開始して、計画的に消費していった方がよさそうですね。
あとは、コンビニのお弁当やウーバーイーツのような出前も上手に活用して、準備を進めることも大事だと思いました。
皆さんのお役に立てれば幸いです。