犬猫のお引っ越し、長距離の場合には飛行機を使うこともあるかと思います。
私も一度愛猫をANAのペットらくのりサービスで運んだことがありますが、米国の動物愛護団体が示すガイドラインによれば、猫の引っ越しにはできるだけ飛行機を使わず、多少時間とお金と手間をかけてでも「車での移動」を勧めているそうです。
その理由はやはり、航空会社のミスによる万が一の事故で後悔しないようにするため。日本の航空会社でさえ、一度チワワがしまった事件がありました。使用前に契約書を交わすので、泣き寝入りすることしかできないのは非常に辛いものがあります。
そして2つ目の理由は、猫の移動ストレス防止のためです。
そもそもこのガイドラインでは、猫は必ず機内持ち込みにするよう勧めていますが、この時点で日本の航空会社は使えなくなってしまいますね…。国外の場合はどうしようもありませんが、日本国内で陸路が繋がっている場所には車で移動したほうがよさそうです。
では、猫を車で移動させるときの注意点とは?
まず、車に慣れていない猫の場合は少しでも暗く狭い場所をさがして、思わぬところに潜り込んだり、外に飛び出したりするので、キャリーケースから出さないように運びましょう。
うちの猫が車に乗ったときにも助手席のシートの下に潜り込んでしまい、目的地についてからもなかなか出てこず、出せず一苦労した思い出があります。マットに爪を立てて全力でしがみついている猫をはがすのは大変でした。
助手席ならまだよいですが、運転手の足下や肩などに飛び込んでしまった場合には交通事故の原因にもなり大変危険ですので、猫が自由に動き回れる状況は出来るだけ避けたほうがベターです。
普段から車に乗り馴れている猫であれば大丈夫なのですが…。
それに、猫の状態だけでなく車の状態も大事ですね。
自家用車なら比較的気楽ですが、レンタカーの場合は注意が必要です。
レンタカー会社の規定によっては、ペットを載せることを快く思わないところもあります。
どんなに対策をしても猫の毛は「え、こんなところまで?!」というくらい室内中に漂いますよね。
水やおしっこなら対策のしかたもあるけれど、毛の対策は本格的に掃除機やコロコロテープを使わないととれないなど困難を極めます。しかも、万一シートやガラスに傷をつけてしまったら賠償を求められる可能性も…。
レンタカーを利用せざるを得ない場合は、やはりキャリーから出さずにおくのが一番良いですね。