かかりつけ医院(獣医さん)の引越し手続きも忘れずに
ペットを連れて引越しをするとき、移動自体も手間がかかりますが、何よりも大変なのは、やはり引っ越し前後の手続きです。
もちろん、これは飼い主ががんばればいいだけの話ですから、ペットのストレスにはなりませんが、動物種によって届け出の方法が違うこともあるので、自分の飼っている動物の届け出方法を事前にしっかりチェックしておきたいものです。
さて、ペットのなかで最もメジャーなのは、犬や猫、鳥などですよね。
彼らは比較的寿命も長いですし、犬ならば予防接種が法律で義務付けられていますので、「かかりつけ獣医さん」を決めている場合も多いと思います。
引っ越しの前には一度はかかりつけ獣医さんを訪れ、それまでお世話になった御礼を述べるとともに、できればペットのカルテをコピーさせてもらいましょう。
引越し後、新たにそのペットを診る獣医さんにとっては、それまでの治療歴や予防接種歴は重要な情報になります。
獣医さん達は出身大学や所属学会で繋がりが強いので、引越し先の近所で知り合いの開業医を紹介してくれることもあります。
定期健診とは別に、持病などで通院する必要があるペットの場合は、紹介してもらった獣医さんのほうが安心かもしれませんね。
(人間の病院と同じで、獣医さんごとに得意な分野があるのです。)
また、新居の近所で新たにかかりつけの獣医を探す場合には、必ず事前に病院の様子やクチコミをチェックしましょう。
ご近所への挨拶のついでに、「うちは●●を飼っているのですが、この辺で評判のいい獣医さんご存知ですか?」と聞いてみると、初対面でも会話がはずむかもしれません。
クチコミチェックの際には、クチコミ投稿者の状況が自分と似ているかどうかも要確認。
猫を飼っているのに、鳥の病気が専門の獣医さんでは意味がありませんからね^^;
引越し先の獣医さんでは
さて、つぎは、いざ新しい獣医さんに挨拶にいくときの注意点です。
ペットにとって、引っ越しは非日常的なイベントですし、ペットの性格によっては非常にストレスが溜っています。
そんな状態で、わざわざ獣医さんに連れていくのは可愛そうなので、まずは電話で新しく引っ越してきた旨、ペットになにかあればお世話になりたい旨を伝えましょう。
その際に、珍しい動物種(小動物、水棲生物)の場合には、診られる設備や資格があるかも確認したほうがベターです。
もちろん、あなたのペットがとてもフレンドリーなワンちゃんならば散歩ついでに直接赴いてもいいかもしれませんね。
新規の患者さんの扱いについては獣医さんによっていろいろなので一概には言えませんが、大抵は住所、電話番号を伝えれば患畜カルテが作成されます。
商売上手な(?)獣医さんであれば、その後、定期検診の時期にお知らせハガキなどが送られてくるはずですので、タイミングをみてペットを連れていきましょう。