2019年10月末に交通事故にあいました。4トントラックが追突してきて、私の車(ミニバン)の後部はめちゃくちゃになり、修理費用は60万円を超えました。
詳細は、以下をご覧ください。
交通事故の初期対応で困らないために

今回は、鞭打ち症になってしまった自分の日常生活をシェアしたいと思います。
むち打ち症の治療については、こちらをご覧ください。
交通事故による むちうち症(むち打ち症、鞭打ち症)の治療や診察は、整形外科を受診します

むち打ち症は、むち打ち損傷、頚部(けいぶ)ねんざ、頚椎(けいつい)ねんざなどとも呼ばれます。近年、自動車の著しい増加で交通事故が多発し、むち打ち症という言葉が有名になりました。むち打ちとは、サーカスの動物使いが革のむちを空中で振ったときのような状態が、頚部に起きることから命名されたものです。

むちうちについて

むちうち症(鞭打ち症)は、首の場合は頸椎捻挫位、腰の場合は腰椎捻挫と言われることから分かるように捻挫です。

子どもの頃に足を捻挫した経験がある方は分かるかも知れませんが、

  • 治るまでに時間がかかる
  • 治ったかな!?と思って動かしてみると、いきなり痛くなる
  • ある一方向に動かしたときに、痛い!

といった症状があります。

さらに、首(頸椎)や腰(腰椎)には神経が走っており、神経が損傷していたり、骨や椎間板で圧迫していたりすると、手や足に痺れが出ることがあります。

私の場合も、手や足に痺れや、冷たい感覚があり、これが結構長く続きました。

サポーター

腰のサポーター(コルセット)や首のカラーを使って、できるだけ動かさないようにするのも効果的です。

腰は洋服の下に隠れますが、首の場合は大事故にあったように見えてしまい、周りに心配をかけてしまうこともありますが、ここはあきらめて治療に専念した方がいいと思います。

外に出るときも

通院や通勤など、外出時もサポーターはした方がいいと思います。

特に、交通事故直後は人の混雑は本当に怖いです。

あの人、ぶつかってくるのではないか
って勢いで歩いてくる人がいますからね。

でも、首のサポーターをしていると、何となく周りも気を使ってくれるような気がします。
日本人は優しい!と実感しました。

首と腰

交通事故の鞭打ちでは、首(頸椎捻挫)と腰(腰椎捻挫)が多いようです。

運転中、移動中はシートベルトをしてシートに体をピッタリつけていても、停車中に後ろから追突されたりすると、想定よりも被害が大きくなる場合がるようです。

私の場合も、念のため病院に行った感じでしたが、

左肩鎖関節捻挫
頸椎捻挫
腰椎捻挫
頭部外傷

と当日の診断書では記載されていました。

また、数日後に手に痺れを感じて、MRI検査を行いました。

普段は、比較的体を使った仕事をしていて、体は丈夫な方でしたが、こんな感じです。

体力に自信のない方や、デスクワークの方は、大丈夫だとは思っても必ず病院に行きましょう。

大丈夫だと思っても・・・

上記の続きですが、大丈夫だとは思っても、病院にいきましょう。

事故の状況を説明して、可能なら写真等を見せて、事故の規模が分かるように説明します。

痛い部分や違和感を感じている部分があったら、説明します。

大丈夫だとは思っても、事故当日は興奮状態、緊張状態にあるため、痛みを感じにくくなっているかも知れませんので。

食事の時

事故当日、首サポーターを巻いて帰りました。
家族はとても驚きましたが、当日の夕食は一緒に食べることができました。

でも、首にカラーを巻いていると、食事がやりにくい。

自分では、あまり動かしているつもりはないけど、ご飯やおかずなどあっちこっちを見ているんだと実感しました。

あと、一番最初に手の痺れを感じたのは、食事の後でした。

トイレに行くとき

トイレに行った時も困りました。とにかく、下が見れない。
でも、首サポーターを外して、下を見ると痛い!

そういえば、手首を捻挫した時も、トイレが不便でした。
何気ない日常生活でも、首や腰は結構使っていると実感しました。

家族はどうする?

交通事故にあったと聞いただけで、家族は驚くと思いますが、
一番ショックを受けているのは、本人です。

過剰な対応は控えつつも、優しくしてあげてください。

車はどうするの?
仕事はどうするの?
お金はどうするの?

心配なこともたくさんありますが、ただでさえ、体に痛みを抱えている中で
こういったものは、かなり重くのしかかります。

きちんと確認して、対策をするのは大切ですが、
家族の方も協力して、保険やさんなどの連絡をしてあげるといいかも知れません。

歯医者はまだ

交通事故にあって、仕事もできなくて、自宅療法。

そういえば、歯医者の治療が途中になっていたので、この機会に行っておこう
と思って、予約をとったのですが、結論からいうと、失敗でした。

歯医者の椅子に座って、リクライニングが後ろに倒れて、
さらに、頭の位置が下に下がる・・・

この時点で激痛!

頸椎捻挫には、当分の間、歯医者は控えた方がいいと思います。

神経の痛み

私の場合、肩がものすごく痛いのですが、
これは、左肩鎖関節捻挫は治ったあとの神経の痛みとのこと。

ですが、当の本人にとっては、左肩鎖関節捻挫がまだ治っていないような痛みです。

お医者さんのお話しだと、神経の痛みとのことですが、
私的には、まったく区別がつかない状況です。

神経の痛みだと、極端な話、我慢すれば日常生活はできる?

結論からいうと、もちろんNGです。

神経を損傷していますので、まずは、きちんと治療しましょう。

湿布

湿布は常に持参しています。
1日に1回と言われていまうが、以下の理由により、かなり使います。

痛い箇所が何カ所にものぼる
湿布の効果が途中でなくなるため、貼り換えが必要
リハビリ(マイクロ波)では湿布をはがす必要がある

特に夜寝る前は、痛みで寝れないこともあるので、多めに貼ることも多いです。

せめて湿布くらい・・・
と思うかも知れませんが、70枚制限などもありますので、確認しておいたほうがいいでしょう。

診察メモ

2週間に一度診察をうけているのですが、その時に言い忘れてしまうと困るので、痛かったところなど症状等をメモしています。以下は、1か月半くらい経過した時の診察メモです。
私の場合は、これを印刷して、このまま先生に見せていました。

<症状>
・肩の痛み
  常に痛い。湿布必須。
・腰の痛み
  常に痛い。湿布必須。
  一番痛い場所が変わる(左背中、右腰)
・首の痛み
  動かさなければ大丈夫だけど、ちょっと動かすと痛い。
  左後ろ→真ん中(特に押すと痛い)→右後ろの順に痛い
  動かすと、手の痺れが酷くなる
・足の痺れ
  左足外側の痺れ
  時々、右側も
・左手の痺れ
  常にじわっと痺れている感じ
  左手に力が入らない。(握力 左:22.9  右:41.7)
薬指、小指のあたりの痺れ
  時折、左手全体の痺れ
・足の付け根
  足の付け根が痛い
  右足→左足の順に痛い
・右足つま先が痛い
  親指中指のあたり
  湿布必須
・足が張ったような感じ
  ちょっと歩くと、翌日に脚が張る感じ
  貼った感じの強さは、左足後ろ側→右足後ろ側
  一日中引きこもっている時は、あまり問題にならない
・右ひじ
  ここ2、3日、右ひじ、右手小指付け根あたりに軽い痛み
・見えづらい(視力低下)
  パソコンの画面が見ずらい
  眩しい
  ピントが合わない感じ
  眼鏡は作り直したばかりなので、問題なし
・頭痛
  事故直後ほどではないが、時々痛くなる
  左右こめかみ付近の痛み

<全体として>
疲れやすい→すぐに眠くなる
つまづきやすい
思ったところに手が行かない

<薬など>

湿布
かゆみ止め(湿布の貼りすぎで痒いので)

補足

これを書いた目的について、補足しておきます。

痛みどめを飲んだ後だったり、湿布でぐるぐる巻きにしていると、そのときは痛みが軽かったり、昨日は痛かったけど病院では痛みを感じなかったりする場合があり、あとで痛みに苦しむことがありました。

こんな場合に備えて、メモしておきました。

保険会社の担当からも「お体の具合はどうですか?」と聞かれることがあるのですが、この場合も、その瞬間の状況を伝えるのではなく、直近の症状について総括的に伝えるのがいいかと思います。