まずは、証拠写真

ペットと引っ越しで気になるのは新居のことももちろんですが、旧居の現状回帰のこと。
特にペットと暮らしていると、一体どこまでが「通常使用」なのか境界がわからなくなってしまいます。
うちなんて壁紙ボロボロですが、それでももう8年も住んでいるので経年劣化としての割引率も上がったりするのでしょうか?
そんなところも謎だらけです。

もちろん、大家さんや不動産業者から見て「経年劣化ではない!要修繕!!」だった場合には、かかった費用を負担する用意はありますが、できれば余計な費用はかからないほうがいいですもんね。

もうすでに剥がれたり、爪痕がついているところはどうしようもありませんが、たとえば、そのキズがペットによってついたものなのか、それとも自然についてしまったものなのか判別がつかない場合、使っていくうちに自然についたキズなのに、その分まで修繕費用を請求されたら困ります。

そういうときに役立つのが「写真」です。退去時、荷物の運び出しと掃除を終えた段階で、気になるところは徹底的に写真に収めておき、後ほど、請求に納得のいかない点があれば「このキズは○○によってついたので、こちらには支払う義務はありません!」と言えるように。

フィルムカメラが望ましい

ネガフィルムと写真

その際の注意点として、デジタルカメラでは証拠にならないので気をつけましょう。最近は、スマホや携帯電話にも高性能のカメラがついているので使い捨てカメラはあまり見かけませんが、デジタルデータはいくらでも修正・改ざんができてしまうので、証拠として認められないのです。
できれば、日付入りの写真を撮影できるフィルムカメラがベター。ネガも持っているとさらに証拠として強くなります。

そうは言っても、何もないよりかは、スマホの写真でもあった方がいいので、まずは証拠写真をとっておきましょう。

ちなみに私の部屋で例を挙げるなら、壁のキズは猫によるものですが、網戸と避難はしごがボロボロになっているのは経年劣化によるもの。写真と主張がなければ、ペットのせいにされかねない部分ですよね。網戸はあまりに見苦しいので勝手に直してしまいましたが、本来なら大家さんに伝えればただで直してもらえたはず。

蛍光灯カバーが割れているのは、ホームパーティでシャンパンのコルクが当たったものなので、ペットのせいではなく私のせいです。
本当は入居時、家具等を運び入れる前の状態も写真に収めておくのがいいのですが、入居時はそこまで考えが及びませんでした。

ペットを飼っていない人も、住んでいるといろいろと劣化する場面が出てくるので、こまめに写真に収めておくのはオススメです。

ほんとに自分やペットがつけたキズなら素直に支払いますが、そうでないものまで払う必要はないですからね^^