19年10月末に交通事故にあいました。4トントラックが追突してきて、私の車(ミニバン)の後部はめちゃくちゃになり、修理費用は60万円を超えました。
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【実例写真あり】交通事故の事故車、修理工場は保険会社の紹介ではなく、メーカーのディーラーへ!
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むち打ち症の日常生活で気を付けることは、こちらをご覧ください。
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弁護士の探し方については、こちらをごらんください。
⇒後悔しない!交通事故に強い弁護士の探し方とは?
スバルのディーラーの騒ぎを読んだけど、昔某社の法人リースのレガシィに乗っていた時に、信号待ちで追突されて10:0の事故なので修理をディーラーと保険会社に任せたら、リースアップの時に事故車扱いで金払えと言われた。評価損を保険会社と話さず過失0の事故でこちらに支払いを求められて驚いた
引用元: Twitter
事故減価額証明書とは?
例えば上記の場合、修理はディーラーと保険会社で問題なく行われたけど、
交通事故により車の価値(査定)が下がり、結果としてリースアップ時に差額を要求されたケースです。
交通事故にあって、少なくとも見た目に関しては、今までのように復元することができてても、
目に見えない骨格部分には、明らかに新車時とは異なる箇所が残ってしまうことがあります。
これが原因で査定料が下がり、中古車として売却する際に、市場価格より安く買いたたかれてしまう。
この場合の損益を示す一つの指標として、「事故減価額証明書」があります。
事故減価額証明書
これが実際に取得した「事故減価額証明書」です。
中央に記載された「¥89,000※」が、今回の事故により
減額査定された額になります。
こちらの証明書を元に、先方に請求すべく、
弁護士さんに送付しました。
「事故減価額証明書」取得の手順と費用
事故減価額証明書は、日本自動車査定協会(JAAI)で発行してくれます。
まずは、ホームページで最寄の事業所を確認して、予約をします。
- 日本自動車査定協会(JAAI)のホームページで、最寄の事業所を確認します
- 電話で状況を説明します
- 修理見積もりをFAXします
- 折り返し電話が来きます
- 査定の予約をする
- 私が行った事業所では、15:30か16:00の枠がありました。
※「事故減価額証明書」の発行が可能なレベルか、確認してもらう
私の場合、「事故減価額証明書」の対象になっているとのことでした
予約した事業所に行って、実際に査定をしてもらいます。
- 時間までに上記の事業所に行く
- 受付で手続きと査定料を支払う
- 担当の方(査定員)の方が来るので、キーをわたす
- 実際に車を査定
持ち物は、車検証。先方がコピーをとる
費用は、2000cc乗用車の場合、7,150円でした
完成した「事故減価額証明書」を郵送してもらう場合、送料404円
事故減価額証明書完成まで、約1週間
私の場合、10分ほどでした。
メーターから走行距離などを確認
カバーを外したり、下からのぞいたりして、見積書の情報を参考に、新車時と異なっている箇所を確認する
査定員さんによる作業です。
- 上記の査定を元に、独自の計算方法により、査定額を計算
- 「事故減価額証明書」を作成
- 「事故減価額証明書」を郵送
「事故減価額証明書」が手元に届きます。
- 「事故減価額証明書」が手元に届く
- 「弁護士さんに連絡(転送)
必要な書類等
- 修理見積書
- 車検証
- 自動車
事故後の修理箇所と費用が分かるもの
先方がコピーをとっていました
実際に査定をしてもらう車
費用
実際の費用は、電話で問い合わせの時に教えてくれました。
- 査定料
- 送料
- 出張料
2000ccの場合で、7,150円でした。
「事故減価額証明書」を郵送してもらう場合、404円
出張査定も可能だそうです。その場合、別途費用が必要になります。
日本自動車査定協会(JAAI)について
クルマの査定 こんなとき、査定協会をご利用ください
査定協会は、経済産業省、国土交通省の許可のもとに設立された第三者機関であり、両省の指導、監督をうけて公正な立場から、あらゆる査定依頼の目的に応じたクルマの査定を行っております。事故によるクルマの価格落ち(評価損)
クルマをぶつけられ修理した後でも、事故の程度によって価格が下がることがあります。その事故による価格落ち分を事故減価額として証明します。
こんなとき
・事故によって下取り価格が変わるって本当?
・事故によりどの位価格が下がったのか知りたい
・クルマをぶつけられ修理費はもらったが納得できない※証明書は、第三者機関として公正な立場で証明するものです。
※査定協会は、示談交渉等には関与いたしません。引用元: 日本自動車査定協会(JAAI)
交通事故で車が故障しました。修理が完了しました。
しかし、自動車の骨格部分には修理した跡が残ってしまい、明らかに新車のときの状態とは異なっています。
しばらくして、車を売ることになりました。
なぜか、相場よりも安く査定されてしまった。
理由を確認したら、事故歴があったから。
日本自動車査定協会(JAAI)では、このような減額について予め査定して、証明書を発行してくれる第三者機関です。
示談交渉にサインする前に、未来に起こりうるリスクについて、
実際に数値化して、被害を請求するための重要な資料を発行してくれます。
※実際に被害額を請求したとしても、必ずしも全額認められるわけではありません。
粘り強い交渉が必要となる場合もありますので、弁護士さんに相談するのが良いでしょう。
現状までのまとめ
事故
渋滞中に4トントラックが後ろから追突。
100:0でしたが、車の後部は大破。
修理内容
修理ができたというので、確認してみると
トランクの閉まりが悪い。
さらに、後部シートが取り出せないことが判明。
フレーム修正が必要な修理となりました。
不安
修理できたと言っているけど、本当に大丈夫?
後で、調子が悪くなったらどうするの?
車を売るときに「事故車」になって、査定が落ちない?
病院では、セカンドオピニオンと言って、
別のお医者さんで、診察をしてもらうことがあるけど、
事故車の修理でも、こんな感じで、別のところで確認してくれるものはないの?
そう思って、色々と探していたら、「事故減価額証明書」と
これを発行してくれる日本自動車査定協会(JAAI)のホームページにたどり着きました。
フレーム修正について
今回の記事では、フレーム修正と言う言葉を使いましたが、
私の乗っている車では、フレームと呼ばれる部分は存在せず、
構造部分へのゆがみと、その修正が確認されたとのことです。
フレーム構造とは、はしご状のフレームを採用した「ラダーフレーム構造」が有名で、
ランドクルーザーやジムニーなどで採用されています。
人間で言うと、骨の部分にあたる構造ですね。
一方で、車のボディそのものを骨格として強度をもたせ、
フレームは存在しない構造(フレームレスボディ)である
モノコック構造があります。
蟹や昆虫の殻に相当するイメージですね。
快適さを基本で支える高剛性ストレートラダーフレーム・モノコックボディ。
快適さの基本となるボディ構造の高剛性化のためにストレートラダーフレームにし、また、ねじり剛性向上のためにクロスメンバーを多用。
さらに開口部の強度アップには、レインフォースメントを施し対処。
これらを最適化するためコンピュータ解析とさまざまなテストを繰り返してきわめて強固な高剛性モノコックボディを実現。
乗る人の快適さを全身で生みだしています。
こちらに記載がありますように、ステップワゴンにはモノコック構造が採用されているようです。
モノコック構造には、いくつかのメリットがあって
ステップワゴンでは、これらを活かしているようです。
・強度up(ねじれ、たわみに強い)
・軽量→燃費up
・事故時の衝撃を吸収してくれる
・車内に広いスペースを確保できる
・乗り心地が良くなる
3列爽快 会話の楽しめる静粛性。
エンジンを床下でなく前方のボンネット内に収めたFF横置レイアウト、各種振動・騒音対策などとあわせ、室内への不快な音の侵入を効果的に防いでいます。また、随所できめ細かい対策も施し、セダン並の静粛性を実現。どのシートに座っている人ともお互いに快適に会話のできる室内を実現しました。静かさのための細かな配慮。低振動・低騒音構造。
ボンネット裏には、インシュレーターを採用し、エンジン放射音を吸音しています。
液封サイドエンジンマウントとし、エンジン振動やノイズの伝達を抑制しています。
ダッシュボードアッパーパネルに制振材を、ダッシュボードロアパネルに2重化構造と高密度ダッシュボードインシュレーターの採用により、エンジン透過音を低減しています。
ロードノイズに対しては、フロントフロアに熱硬化樹脂層付メルシート、リアフロアパネルには厚肉ハイダンピングメルシートを適用し、効果的に低減しています。
サイドパネルからの音の侵入に対し、サイドライニング裏に分厚い吸音材を使用し、効果的に抑え込んでいます。より運転しやすく快適なパワーステアリング
エンジン回転数に伴いポンプ流量を変化させ、操舵特性を制御する、回転数感応式のパワーステリングを採用。据え切り時に軽く中高速時にはしっかりと、なめらかに操舵力を変化させています。さらに剛制の高い中空コラムシャフトにより、アイドル時の振動レベルを低減するとともに、緩衝ラバージョイントを設け走行時の振動を遮断しました。
そういえば、事故の後、カーステレオの音が聞き取りにくくなって、
事故前よりも音量を上げていました。
高速道路では、この状況が顕著になっています。
モノコック構造のデメリットとして、少しの衝撃であっても、ボディ全体に影響することがるようです。
つまり、ぶつかったのは後部だけど、実は車全体に影響が出ている。
それなのに、修理をしたのは、後部だけ。
本来なら、モノコックボディ全体を測定して、調整する必要あるんでしょうけど、
現実的には、どうなんでしょうね。
こんな心配をしないためにも、交通事故の修理は、町の工場ではなく、
メーカーのディーラーに持って行った方がいいかも知れませんね。